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THE STARRY RIFT

ヴィジュアル系バンドや女性・男性アイドルについて気ままに駄弁るブログです。

「最後の晩餐」ならぬ「最後の音楽鑑賞」で聴きたい曲 ~ヴィジュアル系から女性アイドル、V6まで色々~

どうも。バンギャル*1だったはずが、いつの間にか女性アイドルグループとかV6とかも追いかけているフミヅキです。クソDDでごめんなさい。

さて、今回は「人生の最後で聴きたい曲」がテーマです。

たまにテレビで「人生最後の日に食べたいものは?」という最後の晩餐をテーマにした番組がありますが、私としては最後の日には美味しいものを食べるよりも、音楽を聴きたいなあという思いがあります。明日死ぬとなったら、家族に会いに行って、昔仲良くしてくれた人達に挨拶して、あとはゆっくり自分の好きな音楽を聴いて旅立てたら最高なのかもしれない。とか思ったりする。

 

ということで、全20曲挙げてみます。

 

 

Sink (Plastic Tree

私がヴィジュアル系にどっぷりはまるキッカケになった曲。

曲全体に漂う死(あるいは死を比喩とした別離)の予感。儚く、物悲しく、寂しい世界観。けれども、演奏は抑えた部分と強い部分のメリハリがあって、聞きごたえがあるのです。

とにかく歌詞における言葉のチョイスが秀逸。

「どこにかくれているの? 欠けた月の裏かな? またたく星の音が耳をふさぎ 世界が止まった」

「君がこぼした言葉が胸でコトコト響く 涙みたいに僕の肺の中に水があふれた」

思春期だった私の心に深い楔を打ち込んだ曲だと思っています。

 

冬の海は遊泳禁止で (Plastic Tree

メルト (Plastic Tree

Plastic Treeからはさらに2曲。

「冬の海は遊泳禁止で」はナチュラルな優しい雰囲気から始まって、サビではグッと演奏の圧力が増す構成。冬の海辺のもの悲しい感じ、近くにいる誰かのぬくもりの心地よさ、でも、どこか壊れてしまっているような部分。そのバランス感が絶妙なのです。穏やかさと激しさの二面性に翻弄されます。

「メルト」の美しさは異常。派手ではないのに、魅惑的な白昼夢のような、美しい悪夢のような惹き込まれる曲。ゆったりとしたリズム、歪んだギターの低音、サビでの女声のように美しい歌声との対比が美しい。抽象的な歌詞も色々な想像を呼んで、幻惑されてしまう曲です。

 

arch. (amber gris)

Beautiful World (V6)

私の中で一対になっている2曲。詳しくはこちらに書いてあります。

私にとって、amber grisの「arch.」とV6の「Beautiful World」は一対となる、特別な2曲なのです。 - THE STARRY RIFT

どちらも優しい手触りの曲なのですが、何気ない風景の描写によって、「arch.」はいなくなってしまった誰かへの想い(そしていつか訪れる未来の予見)を、「Beautiful World」は今一緒にいる人との幸せを描いている。優しく包まれるような音楽がとても心地よい曲です。

 

海風と雨と最後の手紙 (amber gris)

Million Dead Baby Songs (amber gris)

amber grisからもう2曲。

「海風と~」、これは心が震える曲です。感傷的な気持ちの時に聴くと、今でも涙が出てしまう。 海岸と降り出した雨の風景と、会えなくなってしまった誰かを想う苦しみを描いていて、歌詞と優しい音との調和が素晴らしい曲です。

「Million~」の方は三拍子の曲。美しい雪景色を描き出し、それと共に優しい・寂しい世界を表現しています。朗々と高音で歌い上げる歌声、美しいギター、世界観のあるドラム、優しいベース。どれをとっても心地よく、曲の世界に揺蕩うのが気持ちのいい音楽です。

 

樹海(バラッド) (KYOKUTOU GIRL FRIEND)

国境の花嫁 (KYOKUTOU GIRL FRIEND)

KYOKUTOU GIRL FRIENDの音楽は「刹那的に生きて散っていく」感じがあります。歌詞も音も、潔さが前面に出ている割にドロドロと屈折した内面が滲み出ているというか。その中でも生の終わりを考える時に聴くのはこの2曲かなあ。

「樹海(バラッド)」はアルバム「勝手にしやがれ」に収録の「樹海」のアコースティックバージョン。アコースティック版の方が最後にきくのはいいかなあと。

「樹海」の歌詞「東京 この街もまるで樹海のようだ」とか、「国境の花嫁」の歌詞「そうさ、俺は舌を切られた不幸なカナリアさ 死に場所を求めて 国境を越えていくのだろう」とか、このバンドだからこそ似合ってカッコよく聴こえる言葉だなと感じます。

 

Ice Romancer (Sadie)

嘆きの幸福 (Sadie)

ドラマチックで濃厚な曲が印象的なSadie。

まず「Ice Romancer」を選んだのは、ラウド系と歌もの系という両面からSadieのドラマチックさを堪能できるため。真緒さんの優しい歌声からドラマチックに歌い上げる声、悲痛なシャウトまで聞ける。しかも、私はSadieの二人のギターのバランス感が好きなのですが、この曲では様々なギターの表情も見られる。歌、ギター、リズム隊が合わさってドラマチックな曲世界が表現されているのです。

「嘆きの幸福」は歌もの曲で、切なくドラマチック。サビのメロディの美しさにはうっとりしてしまいます。美しさと激しさと切なさを併せ持った曲です。

 

朱花艶閃 (己龍)

狐  (己龍)

己龍は綺麗な曲も多いのですが、私としては何か異物を孕んでしまったような、いびつで激しい曲も好き。なので、まずは「朱花艶閃」を選びました。がっちりと頑強な曲なのに漂う不安定感。蠢く不気味さ。だけど曲トータルとしては美しい感じもあって、惹かれる曲です。

「狐」はゆったりとしたテンポの美しい曲なのですが、じっとりと纏わりつくような不気味さを孕んでいます。何か不可視のものに絡めとられていく怖さと快感。最近の己龍はテンポが速くて手数の多い曲が多くて、あまり「狐」みたいな曲を作らなくなった印象はありますが、またこういう曲を作ってほしいです。

 

同じ月を見ている (THE VELVET)

THE VELVETはちょっとノスタルジックなロックンロールというか、シンプルでダイナミックなノリがあって好きです。歌詞としては、ビッチなメンヘラ少女とか、ちょっと艶っぽい、いかがわしい感じの世界観を描くことが多いかも。

そういう曲も大好きなんですが、「同じ月を見ている」の歌詞はストレートに切ない感じで、音もストレートなロック。でも、THE VELVETらしいダイナミックなノリがしっかりあって心地いい。大好きな曲です。

 

夢見る夢 (カルペディエム

ファンタジックな歌ものロックが素敵なカルペディエム

このバンドは歌もののロックもカッコいいのですが、何よりもバラードが素晴らしいと思います。この曲の良さは、感情をこめて歌い上げる声と、しっかりと音を支える楽器隊。あとは1曲の中のメリハリ感かなあ。抑えるところと、思い切りギアを上げるパートのバランス。一瞬曲が終わったのかな?というところから、一挙に盛り上がる展開とか。一生懸命聴き入ってしまう曲です。

 

○○(ラブ) (ゆるめるモ!

ニューウェーブな脱力系アイドルグループのゆるめるモ!。音楽好きな人が好きそうな感じの音楽……というと、なんか手抜き説明な気もするけど、ニューウェーブ風(?)のユニークな音楽を可愛く味付けしてアイドルが歌ってしまうのです。

この曲は穏やかな柔らかい曲。私の中のイメージでは、まだ誰も人が外に出ていない時間帯、ベランダから一人で白々と明けていく空を見ているような、ナチュラルなイメージ。音的にはピコピコしててデジタルチックなのに、不思議です。

 

バズワード (ひめキュンフルーツ缶

フリーノート (ひめキュンフルーツ缶

バズワード」は私が女性アイドルに興味を持つきっかけになった曲。CD屋さんで何気なく試聴した時に、歌いだしの「空前絶後に恋をした」という五人の合唱で心を撃ち抜かれてしまった思い出があります。だから、前奏のないシングル版の方が好き。大人の諦めとノスタルジーがテーマの歌をアイドルがキラキラした声で歌っていて、「あの頃の輝く思い出」みたいなものを五人が象徴している感じが心にグッとくる曲です。

そして、最後にキュンキュンさせてほしいということで「フリーノート」。ひめキュンのきゅんきゅんソングは数あれど、私としては、この曲の甘酸っぱさがお気に入りなのです。普通の女の子の、うまくいかなかったり、思い悩んだりする普通の日常が、歌とバックの音の調和でキラキラして聴こえて、ものすごくキュンキュンしちゃう曲です。

 

only dreaming (V6)

ミュージック・ライフ (V6)

V6は曲数が多すぎて選ぶのも大変ですが、最後に聴くという観点からだと「only dreaming」かなあ。私が初めて買ったV6のアルバム「Oh! My! Goodness!」に収録されていました。思い悩む気持ちを抱きながら、微睡んで夢の中に落ちていく感じ。温い水の中を漂っているような心地よさもあります。この曲はソロパートがあるのは坂本くんと井ノ原くんだけなのですが、それもまた、バラード・ミドルチューン曲でのV6の美しい王道スタイルの一つだと思います。

そして、最後の最後は「ミュージック・ライフ」。キュートで楽しくて、でも、ちょっとだけ胸がきゅーっとするような切ない曲。音楽というものと人とのつながりを描いた曲でもあります。以前、ライブDVDを見ていた時、この曲が歌われているシーンで感じた多幸感みたいなものを忘れられない。

「ミュージック・ライフ」を聴きながら、「あ~、素敵な音楽とそれを生み出す人達とたくさん出会えた人生だったな。幸せだった。つーか、V6はみんな超かわいいな!!」と思いながら眠れたら、結構幸せなんじゃないかな。

 

なんて思ったりして。

 

 

 

いや、でも、好きな曲が多すぎて、あれも入れたいこれも入れたいって、選びきれないですね。20曲の枠では足りない……。

 

 

 

*1:ヴィジュアル系バンドのファン