2015/5/16のamber grisの仙台公演を(鈍行電車と深夜バスで)見に行ってきました!
こんばんは。フミヅキです。
かなり迷ったのですが、amber grisの仙台公演へ行ってまいりました。お金がなかなかピンチなのでやめておこうかとも思ったのですが、解散の前に少しでもamber grisのライブを見ておきたいので、「仙台公演は現地のファンが第一に見るべき。ゆえに、前日でもまだe+にチケットが残っていたら行こう!」とグダグダと自分に言い訳を課し、結果、ぎりぎりでチケットが残っていたために行くことにしました。
しかしながら、ライブ前日が出張だったこともあって深夜バスで行くという手段が取れず、当日昼のバスもネット上で予約ができず、朝、直接乗車券買おうかなとも思ったのですが、疲れて爆睡して間に合う時間に起きられなくてですね……。新幹線で行くという手段もあるのですが、片道いちまんえん越えるしなあ……。「はやて」に乗ればすごく快適に早く着くんですけどね……。
ということで、関東南寄りの某所から仙台駅まで鈍行電車で行ってみることにしました。
結果、六時間以上かかりましたけれども(笑)
まあ、昼のバスで行っても同じくらいかかるみたいですし、鈍行なら景色も楽しめそうだしというポジティブな気持ちを大切に、電車に乗り込みました。
仙台行きルート
某駅で上野東京ラインに乗り換え→宇都宮→黒磯→郡山→福島→仙台 という感じで電車を乗り継いでいきました。
が、宇都宮で乗り換えに失敗し(駅のトイレが激混みだったため)、三十分以上待たなければいけなくなったので、いったん改札を出て餃子を食し*1、また電車へ戻りました。そんな感じで片道トータル六千円くらいだったでしょうか。それでもバスで行った方が安かったっぽいですね。青春18きっぷ等を使えばもっとお得のようですが、たくさん遠征する予定はないので複数綴りの切符を買うのはちょっと難しかったです。
あとは一つ注意点がありまして、私はSUICAで電車に乗ったのですが、仙台駅の改札を通過することができませんでした。上述のとおり、私は宇都宮駅で外で食事するために改札を入り直したものの、以降は改札を通らずに電車を乗り継いでいたのですが、どうやら宇都宮~仙台間はSUICAでの乗り継ぎができない模様です。
(関東と東北はSUICAが繋がっていないのでしょうか……? 同じJR東日本なので余裕で通れると思っていました。詳しい方、教えて頂けると嬉しいです)
自動改札に弾かれ、ドキドキしながら駅員さんの元へ馳せ参じる私。
私「あの……改札通れませんでした……」
駅員さん「あー、宇都宮からですか(少し面倒くさそう)」
ケチって鈍行で来たことが駅員さんにバレたっぽい雰囲気で、ちょっと恥ずかしかったです(でも、さらに遠くから来たことがバレなくてよかった(笑))。駅員さんに乗車料金を精算してもらい、次回からは切符を買ってくださいと指導を受け、みどりの窓口ならクレジットカードで遠距離の切符を買えることも教えて頂きました。面倒かけて申し訳ないです。一つ利口になりました。
鈍行電車での過ごし方
さて、そんな長時間の電車移動をどうやって凌いでいたかというと、ずっと音楽を聴いて、たまにウトウトして、あとは外の景色を楽しんでいました。
丁度、田植えが終わったくらいの時期だったので、水を張った田んぼに小さな緑の苗が整然と並んでいる様子は綺麗でした。山林の緑も美しくて。
とはいえ、圧倒的に住宅街を通る時間が多かったのですが、私は結構一軒家を見るのが好きなので楽しかったです。新しめの色とりどりのお家も素敵だし、古風な瓦屋根のお家もやっぱりいいですよね! 宅地開発されたらしい場所に何件も揃いの家が建っているのも可愛いらしいです。整然と並ぶ家々の外壁の色や窓やドアの違いが家主の個性を主張しているのだと思うと楽しいです。また、二階建て三階建ての多い中におしゃれな平屋のおうちを見かけると、家主の拘りを感じてテンションが上がります。やはりバリアフリー的にも平屋のおうちは便利ですしね。あとはお庭に薔薇を育てているお家が素敵でした! 暖かいからもう咲いているのですねえ。憧れるなあ、薔薇のあるお庭。
そんな景色を見ながら聴いていた音楽は主にラルクとPlastic Treeでした。
なんと言ってもL'Arc〜en〜Cielはアルバム「ray」の良さに改めて発狂しそうになりました。十代の頃聞きまくっていたアルバムですしね。
ファンタジックでありながらドライなカッコよさが半端なく、ロックの魅力の詰まった「死の灰」や「It's the end」を聴いてまず死にそうになり……。3枚シングル同時リリースで話題を呼んだ「HONEY」「花葬」「浸食」も、美しい歌もの曲の「Sell my Soul」「いばらの涙」も収録されているのですよね。yukihiroさんの「trick」もカッコいい。聴きながらドキドキしっぱなしでした。
その後は「ray」と「ark」以降の曲をつまみ食い的に聞いていたのですが、良い曲ばかりで。最近の曲だと「X X X」が美しくて好きです。R&B的なこの曲はダンサーの人が踊っているのを見てみたいなあと感じます。「抒情詩」「Killing Me」「MY HEART DRAWS A DREAM」「Link」「READY STEADY GO」のメジャー感も嫌いじゃないというか、むしろ好きですし、「LOVE FLIES」や「THE NEPENTHES」のエロさもいいですよね。「HEAVEN'S DRIVE」はイントロのドラム→ギター・ベースがインするところ、その後の音のキレが堪らないです。あとは思っていた以上に「AS ONE」が厳つくてかっこよかった。
Plastic Treeは久々にミニアルバムの「echo」を聴きまして。楽器隊の演奏にキャッチーな成分を感じるのと対比するように、竜太朗さんの歌がマニアックな雰囲気なのがいいなあと感じました。また、「Hide & Seek」再録版も素敵でしたし、「Parade」もすごくいいアルバムで。やはりPlastic Treeは素敵だ!
といった具合で旅(?)を満喫しておりました。
肝心のライブは……
ライブと関係のないことをこんなにつらつらと書いてきたのはですね、実はライブハウスが人でぎゅうぎゅうすぎて、ほとんどamber grisを見られなかったためです。
整理番号は(おそらく)一番最後に近かったはずなので時間ギリギリでもいいとは思いつつ、開演の十五分くらい前には会場に着いたのですが、その時にはもう全員中に入っていてフロアの後ろまで人・人・人でした。
実は背の高いお兄さん(でも、私より若いと思う)が目の前に立っていらっしゃったのですが、「見やすいところで見てください」と場所を譲ってくださり(感涙)
一応「すすすみません……」とは言ったのですが(実はいい年してかなりなコミュ障の私……)、ちゃんと謝意が伝わったのかが不安です。お兄さん、本当にありがとうございました。
しかし、それでもステージが見えないという……(慟哭)
でも、ラストツアーで人がいっぱい入っているというのは嬉しいことですよね。フロアの盛り上がりもすごかったですし。アンコール後、観客による二度目のアンコールが、スタッフの終了アナウンスが入ってもなかなか収まらないほどでした。
ライブ中の私は人に挟まれて変な姿勢で立ち続け、がんばって小さく拳を上げたり、頭を振ったりしたので足と体が痛くなっていたのですが、それでも仙台に行ってよかったです。手鞠さんの声が絶好調に素晴らしく、力強く美しい声で感動しました。楽器隊はピリッとした緊張感のある音でカッコよかったです。
きっと、快適な(?)ライブ空間は赤坂BLIZまでお預けよという神様の采配だったのでしょう。赤坂はがんばります。
終演後、ご飯を食べて帰宅
ライブ終わりはベタで申し訳ないですが、利休でヘルシー牛タン定食的なものとウーロンハイをを頂き(ヘルシーが台無し)、それでもまだ時間があったのでマクドナルドでマックフルーリーを頂きながらで時間を潰し(ヘルシーが台無し)、深夜バスへ乗り込みました。気が付くと寝ていて、いつの間にか帰着地にいました。久々の深夜バスでしたが、乗車人数もそれほど多くないこともあってまあまあ快適でした。バスを降りてからは、ライブ汗と寝汗のWコンボによる悪臭を気にしながら日曜早朝の電車に飛び乗り、なんとか無事に家まで辿り着くことができました。
といった感じで、私の仙台遠征は幕を閉じました。疲れたけど、楽しかったです!
しかし、まったくライブレポートになっていない記事ですね……。カテゴリーは雑記にしておこう。
*1:いろいろな種類の餃子を食べられる定食があって面白かったです。