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THE STARRY RIFT

ヴィジュアル系バンドや女性・男性アイドルについて気ままに駄弁るブログです。

2015/7/10 カルペディエム主催 ライブ「時計の止まる音」@池袋手刀

カルペディエム ライブレポ ヴィジュアル系

この主催ライブをもって、3年以上活動を続けていたカルペディエムというバンドが活動を休止しました。世の無常を感じずにはいられませんね……。そして、なんと心にグサッとくるイベントタイトルであることか*1。3人の気持ちがまた同じ方を向いたら復活することもあるようですが、予定は未定のようです。

この1個前の記事が「THE MUSIC DAY」のV6の20周年メドレーとジャニーズ・メドレーにはしゃいだことを記録した記事であることもあって、あまりのテンションの落差にこの記事を書くのが辛いです。

でも、書きます。だって素晴らしいライブでしたから。

 

今回のイベントは3マンで、トップバッターはLament.、二番目は…。【サイレンス】、トリが主催のカルペディエムでした。2バンドとも、カルペディエムの先輩バンドです。ChroさんのMCによると、お世話になっているこの2つの先輩バンドに出演を打診した時、普通はスケジュールの調整など色々あるのに、二つ返事で出演を快諾してくれたそうです。とてもいい先輩・後輩関係なのですね。

今回はカルペディエムのことをたくさん書きたいので、申し訳ないのですが、Lament.と…。【サイレンス】についてはあっさりめで記載しておきます。

 

Lament.

ボーカルとギターの二人によるバンドで、サポートのベースとドラムが入っています。このバンドの迫力もすごいのですよ。

ボーカルの悠歌-youka-さんはヴィジュアル系バンドのボーカルになるために生まれたような喉と歌声を持っているなあと聴くたびに思います。Lament.の楽曲の傾向は少し昔の名古屋系といいますか、ハードでヘビーでメロディアスな楽曲で、その曲に合う艶のある声と、いいタイミングで入る強烈なデスボイスが魅力です。

ギターの依介-isuke-さんは女形といっていいのかな? 特に今回のライブでは金髪を結い上げた可愛らしい髪型に黒のゴシックなドレスで素敵でした。それでちょっと気怠い表情というか興味無さげな顔でギターを弾いているのがまた素敵。激しいギターも弾くのですが、不思議な雰囲気のあるフレーズも繰り出されるので耳が惹きつけられました。

 

…。【サイレンス】

emmureeの想さんによるバンドです。想さんの歌声がもつ力も凄いのです。ヴィジュアル系バンドのボーカルらしい声といえばそうなのですが、なんというか、独特の歯切れのよさがあって思わず傾聴してしまう声です。

今回のライブでは夜っぽい静かで少し妖しい雰囲気の曲や、爽やかな曲も披露されて面白かったです。

あとは私はベースの~祈~さんが気になっています。あの黒づくめの妖しい怪人みたいな格好が素敵すぎる。

 

カルペディエム

トリはこの日で活動休止するカルペディエムです。

↓の記事にも書いたのですが、カルペディエムはクオリティーの高い、本当にいいバンドだと思っています。

カルペディエムのアルバム「Carpe diem」 ファンタジックで繊細で、ロックのカッコよさも詰まっていて、本当に新人ですか?なクオリティー - THE STARRY RIFT

何よりもライブでの表現力が本当に素晴らしくて、私は彼らのライブが大好きなのです。今回も本当に素敵なライブを見せてくれました。

歌も楽器隊も、心に迫ってくるような音なのです。Chroさんの歌い上げる声は切ない感情がひしひしと伝わってきて本当に素晴らしかったですし、Naoさんのギターは繊細だったり、力強かったり、そして、とにかくギターソロの迫力がすごい。そして、Heroさんのベースはガッチリと曲を支えていて本当にカッコいいのです。(サポートドラムのこ→すけさんも素敵なドラムだった!)

 

セットリストは例によって私の記憶力の悪さにより割愛させて頂きます。たぶん、ボーカルのChroさんのブログにそのうち上がるはず……という期待をですね……。

1曲目が「手招く影と君」で、いきなり鬱蒼とした森の中に迷い込んだ感覚です。この曲はずっと低い声で這うようにChroさんが歌っていて、途中、急にぐっと高い音程になるところが素敵だと思います。

何曲目かで最初に来たバラードは「私の声」で、これがヤバかった。優しいギターからの丁寧な歌。リズム隊も優しい。でも、サビでグッと盛り上がるのです。これは歌の調子だけでなく、楽器隊の音もグッと迫力が増すのですよ。スローで切ない曲なのに、この全力感が伝わってくる演奏はなんなのだろうか。Chroさんの歌も素晴らしすぎて、ちょっと泣きそうになりました。

が、その余韻の中、次に始まったのが「恋文」という、カルペディエムにとってはちょっと新機軸のダンスチューンっぽい楽しい曲だったので、唖然とする私(笑)

バンド側は活動休止のライブとはいえ、きちんと観客を楽しませたかったみたいですね。確かに私もすぐに気分が盛り上がって楽しくなりました。(単純すぎか)

あとは「花向け」ではフロアの後ろの方にいたお客さんがススッと前に進み出てChroさんに小さな花束を渡していました(ひまわりっぽいのと+αの可愛い花束)。Chroさん、びっくりしていたけど嬉しそうでした。この「花向け」や「魔女のお話」とかのテンポ速めな疾走感のあるロックは、気持ちよくリズムに乗ってとても楽しいです。

そういえば、「憂鬱」もヤバかったです。疾走感あるロックだけど繊細で、でも、激情的なのです。

本編の最後は「夢見る夢」で、これはもう素晴らしいの一言でした。「私の声」と同じようにサビでグッと盛り上がるスローなバラードなのですが、本当に美しくて切なくて、でも、力強いのです。何よりの聴きどころは、一瞬音が途切れて「終わっちゃった?」と思わせたところから、ドラムがズダダダダン!と入り、さらにギター・ベース・歌も入って一気にクライマックスになる部分(説明の仕方が難しい)。もうめちゃくちゃに鳥肌です。

アンコールは3曲。

いつか戻ってくるということを約束するという意味で「約束」を披露してくれて、続いて、Chroさん曰く「メンバーには黙っていたけど、メンバーに宛てた歌詞でもある」という新曲の「虹探し」を演奏しました。で、ここで終わりかな?と思わせておいて、「最後に楽しい曲を」ということで「蝶の贈り物」 が始まったのです。

「蝶の贈り物」ではメンバーみんな笑顔で、肩を組んだり、笑い合ったり、和やかな雰囲気でした。その姿を見て、今日来てよかったなと思いましたし、本当にいつか活動再開するのかもしれないとも思いました。休止理由については実際のところはよくわからないのですが、僅かに語られたことから、少し休んで充電したいということと、メンバーみんなのベクトルが同じ方向になるのを待ちたいということなのかなと解釈しています。

新曲の「虹探し」ですが、これがまたすごくいい曲なのですよ。穏やかに優しく始まり、サビでは爽やかに空へ高く解放されていく感じ。白系の美しい曲で、どちらかというと暗い曲の多かったカルペディエムにとっては新しい挑戦といえるのかもしれません。最後にこういう優しい曲をファンに示してくれたことを嬉しく思います。この曲はショートバージョンが公式にアップされているので、貼っておきます。

 

www.youtube.com

 

いつか彼らは戻ってきてくれるのでしょうか。

わからないですが、私はいつものようにアイドルやら他のバンドやらにアチコチうつつを抜かしたり、時々彼らのCDを聴いたりしながら、止まった時計が再び動き出すのを待っていようと思います。

*1:カルペディエムの意味が「その日を摘め」という時間をテーマにした詩の一節なので、そういうところにもかかっているのだと思います。