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THE STARRY RIFT

ヴィジュアル系バンドや女性・男性アイドルについて気ままに駄弁るブログです。

アイドルとファンの、ちょっと歪んで心地よい箱庭的世界に外乱はいらない。

どうも。バンギャルだったはずが、女性アイドルとかジャニーズとかにもハマってしまって支出がヤバいフミヅキです。今年もそんな感じで歩んでいく所存ですので、よろしくお願い致します。

 

私にとってアイドルとは、無条件に「可愛い!」と思えて、てらいなく「愛おしい」と言える稀少な存在です。彼ら彼女らが楽しそうに笑っていると、自分も暖かくてくすぐったいような幸せな気持ちになれる。だから応援している。というシンプルなもの。

アイドルとファンの関係は、互いに「大好きだよ」「ありがとう」だけで完結する、箱庭みたいに理想化された世界だなと思うことがあります。多分、外の人から見るとちょっと歪んでいるのだろうけれども、ファンにとってはとても心地よい空間なのです。

 

わかっているんですよ。他人からは「あなたの好きな女性アイドルより美人で可愛い子とか、歌が上手い子とかはいっぱいいるでしょ?」とかなんとか言われるだろうことは。私が敬愛しているV6はもうみんなアラサーを越えてアラフォーで、私はV6自体のファンでありつつ特に森田剛担当なわけですが、たぶん、普通の人からすると「今さらV6で、しかも森田剛!? おっさん達が可愛いとかカッコいいとかってブログに書き綴ってあいつキモくね?」みたいな感じなんだろうなということも。

でも、私には可愛いしカッコいいんです、彼ら・彼女らは。マジで。というか、むしろ尊いという言葉が当てはまる気がします。

 

一番初めに「アイドル」という存在の尊さを教えてくれたのは、「ひめキュンフルーツ缶」という愛媛のローカルアイドルでした。その頃の私は単なるバンギャルだったのですが、知人にももクロとかも聞いてみなさいと言われ、CD屋さんに行った時についでに色々な女性アイドルの音楽を視聴してみました。その中にひめキュンの「バズワード」という曲があったのです。それが

「空前絶後に恋をした……♪」

というサビの合唱で入る曲で、若い女の子にしか出せない歌声のキラキラした雰囲気が衝撃でした。あれは「撃ち抜かれた」という言葉が非常にマッチする感覚だと思います。

(嘘でしょ、嘘でしょ……)と、心の中で繰り返しながら、このシングルを買って帰らなければならないと感じました。

その時から、「アイドルは侮れない」という気持ちが芽生えて、結果、結成20周年を迎えようとしていたジャニーズ・アイドルのV6にまでハマるという結果を生むわけですが……。

 

アイドルを好きだと思う気持ちは、私の場合、恋心とは少し違って「庇護したい」(という言葉もおこがましいけど)という感覚が強い気がします。おそらく、父性愛や母性愛に近いものなのかなと感じています。彼ら彼女らが何をしても可愛いと感じるし、とことん甘やかしたいみたいな思いもある。ダメな親になるタイプのアレかもしれないですね(笑)

 

女性アイドルグループと対バンしたことのある氣志團の綾小路さんとMUCCの逹瑯さんとの対談では、アイドルのファンについてこのように言及されています。

逹瑯:でも、本当にジャンルレスですよね、対バン相手。ここまで振り幅広いと、毎回闘い方が違うでしょうしね。

綾小路:そうなんですよ。アイドルとか逆にすごいんですよ!

逹瑯:わかります! アイドルファンって、音楽ファンの中で、1番優しいファンだと思うんですよ。

綾小路:うん。世界一優しいです。間違いなく。

逹瑯:ですよね。世界一優しい音楽ファンだと思う。こういう言い方は失礼かもしれないけど、普段、どっか虐げられて生きてるから、誰よりも人に対して優しくなれるんですよ。それに、こっちが楽しませようとしている空間では、精一杯手放しで楽しんでくれるんですよね。それがあったか過ぎて、逆にそこに甘えたら、自分のペースが乱されちゃうくらい。

綾小路:そうね。女の子グループのアイドルファンって、本当にその子たちを育ててる感じでもあるから、先輩たちと一緒にやるステージで、彼女たちが肩身の狭い思いをしないように、俺たちが全力でフォローするから!っていう優しさなんですよね。だから、イベント全体を盛り上げようと思って頑張ってくれるんです。逹瑯くんの言うように、そこに甘えちゃいけないというかね。そこで盛り上がってるって胡座をかいちゃいけないと思うんですよ。それでイベントが成功したと思っちゃいけないっていつも思っているんです。あくまでも、楽しませなくちゃいけない立場に俺たちは居るんだから。このアイドルファンたちまでも、純粋に楽しいと思って唸らせるようなライヴをしなくちゃいけないって思うからこそ、難しいんです。だからこそ、アイドルと対バンするときは、徹底的に調べますからね。チケット買ってライヴに行って、客席のノリを体感して、楽曲も徹底的に隅から隅まで研究して、打込みを除いた部分をバンドで演奏して、その曲の在り方を研究してみたりするんです。

──すごい! そこまでだったとは。

綾小路:うん。じゃないとね、来てくれたアイドルファンの人たちを納得させられないんです。盛り上がってはくれるけど、ただただ、“今日もウチの子たちはよく頑張ったね”っていうだけで終わっちゃうんです。だから、そうさせないために、自分たちがお兄ちゃんである威厳を見せながら、説得力あるライヴをして、アイドルファンのみなさんにも、“今日のライヴ楽しかったね”って言ってもらえるようにしなくちゃいけないんです。わかった様なことを浅い情報で言ったらアウト。すごく深いところまで、そのアイドルのことを知ってる人たちですからね。

www.barks.jp

※太字・赤字は私が勝手にしてます。 

 

めっちゃわかる!

「今日もウチの子たちはよく頑張ったね」とかめっちゃわかる! もはや親目線的なところすらある。

実際、私の応援している「ひめキュンフルーツ缶」とか「ゆるめるモ!」は女性アイドルグループだけではなく、異ジャンルの男性バンドと対バンすることもあるのですが、彼女ら主催のライブイベントに男性バンドを迎える時、彼女らのファンは男性バンドに対してものすごくウェルカムな雰囲気を出すし、音楽にもノッてすごく盛り上がっているのを見たことがあります。会場がとてもいい空気感に作り上げられていました。それは対バン相手の音楽がいいというのもあるけれども、やはり、彼女らのためにいいイベントにしたいという意識があるのかもしれません。

綾小路さんの観察眼はスゴイなあ……。

 

なんというか、アイドルとファンの間には閉じた箱庭のような世界が形成されているような感覚があります。ある種のお決まりがあるというか。

アイドルは音源リリースやライブ、握手会や雑誌でのコメントなどでファンを喜ばせようとしてくれます。ファンはファンで、どういう応援・反応をすればアイドルが喜ぶのかを考えています。それは音源やグッズの購入であったり、手紙やライブでのリアクション・雰囲気づくりであったりします。

これらは暖かくて心地よい、閉じた循環でしょう。お約束事がずっと続く安定感・安心感が得られるのも魅力かもしれません。

 

でも、アイドルのネームバリューが大きくなるにつれ、箱庭に関わる人数が多くなっていきます。ファンもスタッフさんもスポンサーさんも増えていくでしょうし、ファン以外の人の目に触れる機会も増えるでしょう。

結果、今までよりも多様な価値観が混ざり合った目線でアイドルが批評されたり、ファンの間でお決まりだったことがお決まりでなくなったりすることもあるかもしれません。それは外乱となり、暖かく安定していた箱庭の世界が揺らぐこともありえるでしょう。これは例えば、新規・古株問題とかがそうかもしれませんね。(この新規・古株問題はヴィジュアル系バンドとかにも見られる現象だけれども……)

規模の大きいアイドルのファンはこれらの外乱に晒されながら、それに耐え、外乱が収まるのを待ったり、アイドルとファンの間の世界を少しずつマイナーチェンジしたりしながら時を過ごしてきたのかなあと想像します。でも、どんなに大きくなったアイドルでも、ファンとの間には暖かくて心地よい世界が形成されているのは確かなのではないでしょうか。

その閉じた世界で外乱はできる限り排除すべき要素です。ファンに要らぬ動揺をもたらすだけなのだから。そして、そういうことに一番気を使い、アイドルをフォローしたり指導したりするのが運営の役目なのだろうと考えます。

(個人的には運営があまりにもアイドルを締め付けすぎたり、アイドル自身が自主規制しすぎたりするのもどうかとは思う。私は私が好きなアイドルには公私ともに幸せでいてほしい。私がクソDDだから言えるのかもしれないけど。)

 

 

 

 

 

 

その運営が外乱の元になるなんて、どう考えてもおかしいだろ。

そんなことを思ったり思わなかったりした、ここ数日でした。