私にとって、amber grisの「arch.」とV6の「Beautiful World」は一対となる、特別な2曲なのです。
どうも。フミヅキです。バンギャル*1をしつつ、V6や女性アイドルも追いかけている、もういい歳の社会人です。なんかすみません。
一つ前の記事で元amber grisの手鞠さんが参加したライブについて感想を書きました。私はamber grisが大好きで、彼らが解散して1年以上経ちましたが、今でも結構聴いています。久々の生の手鞠さんは相変わらず素敵な歌声で感動しました。
それで、amber grisとV6のことで前から書いておきたいと思っていたことがあったので、ちょっとこの機会に書いてみようと思いました。私にとって運命的だった2曲についてです。
arch. (amber gris):2015年リリース
Beautiful World (V6):2016年リリース
この2曲は、実は私の中では表裏の関係、一対の曲になっています。
どちらも優しい手触りの曲なのですが、「arch.」はamber grisが解散をするときに出した曲で、”いなくなってしまった誰かを想う”という印象の曲です。それに対して、「Beautiful World」は”君といる世界を讃える”イメージの曲になっています。去って行ってしまった彼らと、これからも続いていく彼らを象徴しているようで、表と裏のような印象がわたしの中にあります。
なんといっても、歌詞がとても対比的なのです。
arch.
「あなたがいないと世界はつまらなくて 揺れないブランコ、廻らぬ木馬」
Beautiful World
「ほら 今 君となら世界はこんなに美しい」「雨上がり 水たまり 飛び越えるスニーカー」
寂しくて時間が止まってしまったような世界と、美しく輝いて動き出す世界の描写が対比的だと感じます。何気ない風景の描写がそれぞれの心情を表しているところも、2曲の繋がりを感じさせるのです。
「arich.」の方でも、曲の後半には動き出す未来がいつか来ることを示唆していて、その描写もまた「Beautiful World」に繋がっていくイメージがあります。
arch.
「放たれた矢のように 美しい放物線、また見えるのかな」
Beautiful World
「太陽の声がした気がして 何気なく仰いだ空に 七色のライン」「ごらん 空には虹も立って 嘘みたいな Beautiful World」
「arch.」での「美しい放物線」は虹のことではないのかもしれないですが、私は「Beautiful World」を聴いた時に「物語は続いていくんだな」と感じました。
去っていった彼らをどうしても思い出してしまうから、「Beautiful World」を聴くとちょっと切ない気持ちにもなるんですけど、それでもこれからも美しい世界が見られるというのはとても幸せなことだなと感じるのです。
美しいものを作ってくれた人達、これからも作ってくれる人達に、私は大きな感謝と尊敬の気持ちを抱いています。素敵なものを届けてくれて、本当にありがとう。