THE STARRY RIFT

ヴィジュアル系バンドや女性・男性アイドルについて気ままに駄弁るブログです。

【テレ東音楽祭】今さら知った欅坂46・平手友梨奈という女の子のすごさ。そして、安定のカッコよさなV6。(ついでに【音楽の日】の感想も)

どうも。10年以上バンギャル*1で今も進行形であるにも関わらず、女性アイドルとかV6とかまで追いかけ始めて収拾がつなかい、もういい歳の社会人・フミヅキです。お久しぶりの更新で、すみません。

今更なんですけど、先日のテレ東音楽祭で見かけた欅坂46・平手友梨奈ちゃんのすごさに気付いたので、今回はそのことと、V6の感想を書きたいと思います。

 

欅坂46平手友梨奈ちゃんを知った

そもそもテレ東音楽祭はV6が出演するゆえに録画していました。出演者の中に欅坂46もいて「不協和音」が披露されたわけですが、センターの子がとにかくすごくて、目を引かれたのです。

一見して、なんて陰影の深い子なんだ!と驚きました。顔の彫りが深いとかそういう意味ではなく、彼女の纏う雰囲気の光と影のコントラストのドラマチックさにハッとさせられたのです。

漫画家の小野塚カホリ先生や中村明日美子先生の描く少年少女のようだと感じました。一つの美しい未成熟な肉体に「清らかなるもの」と「妖しげなるもの」が同居している雰囲気、未成年の子の強さと儚さの両面性を感じる佇まいというか。少女としての可愛らしさもありつつ、凛とした少年的な雰囲気も感じました。

そして、あの圧倒的なパフォーマンス!

短めの髪が掛かって顔を隠すも構わず、踊り、歌い、叫ぶ様子が堪らなくカッコいいのです。あるいは髪が顔に掛かることまで計算して演出としてやっているのかも。楽曲の世界観(大人の世界に反発する少女達の大胆さと繊細さみたいな感じ)を完璧に体現している!

私はそもそもバンギャルで、どうしてヴィジュアル系バンドが好きなのかというと、そのバンドとして描きたい濃い世界があって、それを表現する手法にハッとさせられるからです。しばしばヴィジュアル系のバンドマンをナルシストという風に見る人もいるのですが、自分に酔っているというよりは、作り込みたい世界観に没入している感覚が強いのだろうと思います。昔、とあるバンドマンがインタビューで「自分達の○○という曲をTシャツ・ジーパン姿でやって説得力があるのかというと違うだろう。この姿だからこそ伝わる」というようなことを言っていました。

そんなこともあって、私は世界観を纏ってパフォーマンスする人に弱い気がします。こんな素敵な世界を見せてくれるなんて! この世界をそういう手法で表現してしまうなんて! その表現力ちょっと凄すぎないかよ! とか。

平手友梨奈ちゃんの表情や体の動きや声は、曲の繊細さと激しさとを体現して心を鷲掴みにします。本当に16歳ですか? 表現者としての勘が良すぎないですか? 曲自体が友梨奈ちゃんに合っているというのもあるのかもしれないけれど、だとしても、やべえよ、この子。

ある種、曲の世界を紡ぐというのは演劇的なものなのかもしれないですね。でも、演劇は俳優が登場人物にいかに同化するかというのに対し、歌を歌う人達はあくまで「自分自身」でありつつ、そのエゴの中でその曲をどう表現するのかということが大事になってくるのかなと思います。あの人があの曲を歌う(演奏する)からこそ、あの曲は素敵なんだと思うことは結構あると思うのです。

 

あと、欅坂46のステージを見て、やっぱり秋元康さん(と周辺の人達)はすごいと思いました。大人に反発する繊細で大胆な曲に、あのダイナミックなダンス、かっちりした制服風衣装という組み合わせって、もうパーフェクトなプロデュースですよね。

 

ということで、早速いろいろと買ってきてみました。

まずは友梨奈ちゃんが表紙になっている月刊B.L.T.とblt graph。爽やかなお洋服を着た彼女がカメラを覗き込んでいるのですが、表情の作り方が完璧です。「可愛い」というのはもちろんなのですが、なんとも言えないミステリアスな表情がすごく似合いますよね。友梨奈ちゃんは何層もベールが重なり合って、計り知れないミステリアスさみたいなものが魅力な気がします。

あとは欅坂46のシングル「不協和音」も買ってきました。友梨奈ちゃんの個人映像(?)が収録されたDVDが付いているので初回D盤を選択。この映像も彼女にぴったりな内容でとても素敵でした。白昼夢・悪夢のような、可愛さを不気味さが侵食していくような映像は、友梨奈ちゃんの光と影のコントラスト的魅力を映し出していると感じました。

 

ところで、V6ですよ!

テレ東音楽祭は、当然のことながらV6のパフォーマンスもすげーよかったです。事前収録のため司会の太一くんとの絡みがないのは残念でしたけど、下記楽曲が披露されたステージは素晴らしいの一言でした。

MUSIC FOR THE PEOPLE

言わずと知れたデビュー曲。イントロの緊張感ある音と、剛くん先頭で縦一列に並び、少しずつずれていく振付けのカッコよさは最強。サビで剛くんを跨ぐ坂本くんが蹴り上げる脚の長さ・高さも注目ポイント。

HONEY BEAT

V6中期の人気曲。アイドルとしてのV6王道の明るくポップな応援ソング。「笑って!」と、頬を指でツンツンする振付けが6人とも可愛すぎて死ぬやつ。珍しく井ノ原くんから肩組みされた剛くんがちょっと笑ってて鼻血出そうになった。

Can't Get Enough

最近の曲。超クールなダンスナンバーで、洋楽ダンスミュージック的なカッコよさが堪らん。歌もダンスも音もすべてがセクシーでクール。椅子を使った振付けも憎らしいくらいカッコいい。文句の付けどころがない曲。剛くんの表情や仕草、そして前髪がずるい。

 

 

V6がG6(GINZA SIX)でステージするというテレ東的なギャグ(?)でステージの場所は決められたみたいなんですが、GINZA SIXの屋上に照明とかを用意してもらって、空撮もしてもらってと、お金を結構かけて頂いている感じで、テレ東様、マジあざーっす!!!!という感じでした。

夜空の下、大都会の光に照らされて(もちろん照明装置は設置してあるけど)踊るV6とかカッコよくないわけねえじゃん! 超カッコいいよ!! 全体的に暗めのステージ演出も大人なV6の魅力が伝わってくる感じでいいなと思いました。

衣装も良いです。黒+小豆色のスーツ的は素敵。坂本くんがロングジャケットをバッサバッサ捌きながら踊るのはいつものごとくカッコいいですが、今回は健くんのジャケットも丈が長めでしたね(たぶん珍しいよね?)。あと、長野くんのジャケットは白いフチ(?)が付いていてロイヤル感があっていいと思います。お髭な岡田くんもジャンバージャケットでワイルド感あっていいですね。

 

ちょっと蛇足

たぶん、私、光と闇の両方のベールを被っているような、繊細な魅力のある人が好きなんだと思います。

V6では私は剛担(森田剛くんのファン)なわけですが、このお方もそうである気がする。一般的には強面系ヤンチャボーイのイメージなのかもしれないですが、表現者としての剛くんはとても繊細だと思います*2。ダンスはもちろん、声からもそういう(光と闇の両面性・繊細)な部分を感じます。曲の世界観を乗せたようなダンスは、体の傾き方から手足の先まで独特の雰囲気を纏った動き方をするし、歌声にも繊細な感情を乗せられていて、繊細さ・刺々しさ・可愛らしさ等いろいろな側面が見られる。

剛くんの纏う影っぽい雰囲気は舞台役者として本格的に活動を始めてから生じたものなのだろうか。私が剛くんのファンになったのはここ2~3年なので昔の感じはわからないですが、当時ジュニアだった現アイドルの皆さんが時々、剛くんのダンスの表現はすごかったと証言するわけで、やっぱり当時からすごかったのかもしれません。

ヴィジュアル系バンドだと、Plastic Treeの有村竜太朗さんも何層もベールを纏っているような人である気がします。竜太朗さんも、朝霧のような繊細な暗さとか、真っ暗闇とか、でも、可愛らしい部分もあったり、掴みどころがない不思議な人ですよね。

やっぱり、ミステリアスな人というのは魅力的だと思います。

 

さらに、ついでに「音楽の日」の感想も

記事を分けろって感じかもなんですけど、こちらに書いちゃいます。すみません。

こちらでもV6は司会の中居くんと直接の絡みがなくて残念。衣装は黒と赤のスーツ(ネクタイ有、坂本くんはシャツの下にスカーフ?)。メンバーによって上下赤だったり、上だけ・下だけ赤だったり、上下黒だったりと様々。今回のロングジャケット担当は井ノ原くんでした。改めて思ったけど、井ノ原くんって、すごくスタイリッシュなカッコいい体型で真っ赤なロングジャケットもお似合いです。坂本くんはパンツだけ赤で、長い脚が際立っています。剛くんは上下もシャツもネクタイも黒。と思ったら、チーフだけ赤とか小憎らしい……。

「愛なんだ」で最後の方、メンバーが順番にターンしていくところ、健くんが長野くんにぶつかって(?)長野くんの腹筋を掴んでいる(?)光景は、事故なのかわざとなのか、どっちなんだろうか。

発売予定の新アルバムから披露された「never」も最強です。最近のV6は大人っぽい感じの曲・ダンスが多かったと思いますが、この曲も大人っぽい感じはありつつ、あのバッキバキに踊る感じとか、振付けの雰囲気とか、結構ジャニーズっぽさが前面に出ている気がします。ジャニーズアイドルとしてのV6のカッコよさが詰まっている感じがしてすごく素敵でした。

欅坂46は「月曜の朝、スカートを切られた」。これはまたすごい曲ですね。少女が垣間見てしまった世界の闇というか。演劇的なパフォーマンスも面白いです。そのステージで「主演」的な立ち位置の平手友梨奈ちゃんの存在感もやはりすごい。あと、みんながバラバラの制服を着ているのもすごく曲に合ったスタイリングだと思いました。

あと、私は最近、Sexy Zone松島聡くんのダンスがカッコいいなと思っているのですが、今回もかなりカッコよかったです。

島津亜矢さんや三浦大知さんのステージも素晴らしかったです。特に、島津さんは紅白歌合戦で見た時になんて美しい声(しかも歌が超うまい)人なんだと思ったのですが、ああいう洋楽もあんな風に素敵に歌うのかと驚きました。

という感じで楽しかったです。

 

 

*1:ヴィジュアル系バンドのファン

*2:性格もすごくシャイで可愛らしい部分・柔らかい部分のある人だと思うけど