校庭カメラガールドライ 2019/10/30 代官山UNIT Final Girl
どうも。バンギャルだったはずが、いつの間にやら女性アイドルとかV6とかも追いかけ始めてしまった、もうかなりいい歳の社会人フミヅキです。節操なくてすみません。
この1年ほど一番ハマっていた女性アイドルグループが「校庭カメラガールドライ(略称:コウテカ3)」でした。
超クールにラップするカッコよさ。女の子の寂しげな心に触れる綺麗な歌。フロアでひたすら盛り上って踊れる楽しさ。
とにかくクオリティーとか表現力とか楽曲の良さとかがすごくて、素晴らしいアイドルグループなのです*1。
でも、しっかりアイドルでもあって可愛くて。最高ですよね!
そんなコウテカ3が10月30日のライブをもって解散となりました。
もっともっとたくさんの人に伝わってほしいグループだったし、たくさんの人が共感できる楽曲を表現するグループだと思っていました。だから残念だし寂しいのは確かでしたが、「コウテカ3はいつだってダンスファースト。最後まで楽しみたい!」という気持ちで私はラストの日を待っていました。
今回のブログではそのラストライブの感想を書こうと思ったのですが、かなり脱線して色々書いてしまいました。1回おおまかに書いて、でも、これでいいのかなと思って下書きにずっと置いていました(お仕事が諸々やばいとかPC環境が整わないとかもあり)。でも、いつまでもぐずぐずしているのもよくないので、かなり時機を逸した感はあるのですが公開しようと思います。
そんなわけで、本題へ。
ラストライブ当日、ついにこの日が来てしまったのかという気持ちと、まだまだ終わる実感のない夢の中にいるみたいな気持ちの両方を抱えながら、私は代官山駅へ向かいました。
私としては、アイドルのライブ以外であまり降り立たない駅です*2。細い路地に並ぶお洒落なお店に少し気後れしつつ、会場のUNITへ向かいます。
思い返せば、コウテカ3は中目黒のsolfaというクラブでも時々ライブをしていて、私にとってはクラブも中目黒も縁の無い場所だったんですよね。
アイドルを好きになると私の地図も広がる感じで、なんだか面白いです。
ローカルアイドル(といってもよく全国ツアーをしているグループだったけど)のファンになった時は、深夜バスとかLCCとかで彼女達の地元にも何回か行きましたし。
コウテカ3は神奈川県の真鶴でレイヴ(キャンプ場を貸しきって星空の下で夜通し音楽を楽しむイベント)とか、横須賀でバーベキューとかもありました。レイヴなんか私の人生で初めてだったし、バーベキューは子供時代に家族とやって以来だったかも。私はぼっち愛好家なので(笑)
代々木公園とかで時々チル(オフ会っぽいこと)もしていましたよね。私は常時お一人様なので少し行きづい感じがして参加しませんでしたが……。
でも、そんな私もレイヴとバーベキューチルは思いきって参加してみたのです。男性ファンの多い環境で、おばさん一人だと大変だなと思う場面もあったけど、とても大切な思い出になったので本当に行ってよかったと思っています。
ヴィジュアル系バンドもそうだし、ジャニーズだってそうだけど、活動に永遠なんてないですものね。思い出は作れるときに作っておかないと後悔してしまう。
私は他人と話すことが苦手で、昔はバンドのインストアイベントみたいなものも苦手でたまにしか参加していませんでしたが*3、最近は「行けるときには参加しておきたい!」という気持ちが強くなりました。おばさんになって少しはコミュニケーション能力も上がった(はずな)ので。
だがら、コウテカ3のライブ後はほぼ毎回推しの子とチェキを撮ってお話したり、三人との囲みチェキを撮ったりしていました。少しずつお話もスムーズに出来るようになっていきました(たぶん)。
それでもやっぱり、もっと参加できたかもとか、推しの子以外のメンバーとももう少しお話できたかもとか、色々考えてしまいますね……。
女性アイドルさんとの距離感というのはバンギャルな私にとっては驚きな部分もありました。チェキ券を買って毎回顔を合わせてお話して、ツイッターでグループやメンバーさんのことを呟けば「いいね」してくれて。このブログでコウテカ3について記事を書いた時、メンバーさん達が「読んだよ」って言ってくれたことあって、恥ずかしかったけど嬉しくて、帰り道はふわふわした気持ちでニヤニヤしながら電車に乗っていました。
私はコミュ障をこじらせすぎて、ファン対象の人と距離がある方が安心して「好き!」と言えるタイプの人間です。例えばV6の森田剛くんとか、あまりに遠くの存在で、しかも幸せなご家庭もあって、私とはまったく接点のありようのない存在だからこそ、安心して「大好き~!」「可愛い~!!」って言えるわけです。剛くんが私のことを認識することなど一生あり得ないということにすごく安心感があります。
ファン対象の方に対してファンレターを書くことすら苦手なので、ブログとかツイッターとかで「尊敬してます」とか「可愛い」とか「カッコいい」とか「萌えた」とか書いています。自分の気持ちを表したい欲はあるんですけど、それをご本人に直接とかお手紙とかで伝えるのは精神的に辛いというか……。
まあ、ごちゃごちゃ書いてますが、単にビビりなだけです……。
でも、女性アイドルさんって、ご本人のことやその方のグループについてツイートすると「いいね」してくれる方が結構いらっしゃいますよね。だから、私、途中からはそれを前提にツイッターでつぶやいていました。
「ライブの感想つぶやいたけど、見てくれたかな……[壁]_・)チラッ」
「やった、ライブの感想にメンバーさんの『いいね』が付いてる(^^)b」
「いつもは『いいね』しないメンバーさんが今日だけ『いいね』してくれた!」
みたいなね(笑)
話すのも下手だし、お手紙を渡す勇気もない私はツイッターやブログをお手紙代わりにしていました。大勢の人向けの文章にすると、このグループのここがすごい、あの子のここが好きってことを言葉にできたのです。
ずるい女ですよ、私は(笑)
でも、そんなことの一つ一つが楽しかったわけです。女性アイドルのファンになるのって本当に楽しいですよね。ハマりすぎたらダメだけどね(笑)
だいぶ脱線してしました。ライブ本編の話へ戻ります。
1曲目がTronto Lotだったんです。私、この曲が本当に大好きで。
綺麗な夜の空気感に溢れていて、女の子の寂しい感じ、頑なで強くて、でも繊細な部分も感じられて……という雰囲気がすごく好みなのです。とはいえバラードというわけではなく、すっごくクールにカッコいい踊る曲になっているわけで。本当に素敵な曲で大好きなんです。
だけど、ラスト前に何回か行ったライブではこの曲を聞けなかったんですよね。全部のライブやイベントに行けたわけではないのでタイミングが悪かったのかもしれません。
それがやっとラストライブで聞けたので、しかも1曲目ということで、すごく嬉しかったです。
前に推しの子とチェキ撮った時に「どの曲が一番好きなんですか?」って聞かれて、「どの曲も好きだけど、やっぱりTronto Lotかな」って言ったら、推しの子は「この曲ができた時、コウテカ変わるかもって感じがした」と言っていたんです。確かに、コウテカ3の世界を表している曲という感じがします。
私の中で「夜の曲」といえば長年ずっとPlastic TreeのSink*4だったんですけど、それを押し退けてこの曲が入ってきたのです。
あとはHumpty Taxiもめちゃくちゃ好きです。この曲も夜の空気感があって、すごく気持ちいい曲ですよね。寂しい雰囲気もあるんだけど、それを突っ切って進んでいく感じかな?
この日のライブでは「スマホの明かりで照らして!」とメンバーさんが言っていて、そんな風に言われることは初めてだったんですが、皆がそれぞれのスマートフォンのライトを付けてステージに向けながら腕を振っていました。
2019.10.30
— 校庭カメラガールドライ (@kouteca3) October 31, 2019
Koutei Camera Girl Drei at UNIT
photo by Toshimura pic.twitter.com/nl6K7kTMIm
ステージから見た光景はこんなに綺麗だったんですね。すごい!
あと、この日はたぶんこの日だけの衣装ですごく素敵でした。
そういえば、前にsolfaでのライブから帰る時、中目黒駅から出ているバスに乗ってみたことがあったんですよ。コウテカ3の曲を聞きながら帰っていて、東京の夜の街を進んでいくバスとコウテカ3の曲ってベストマッチでした。都会のオフィスビルの光、お洒落なお店、時代に取り残されたみたいな古風なお店、どこかの工場などなど、車窓を通り過ぎる景色が一段と素敵に見える感じがしました。特にHumpty Taxiと東京の夜景との対比はすごくいい雰囲気だったんです。
あと、遠征で深夜バスを使う時はHumpty TaxiをBGMに眠りにつくと雰囲気が良いのでおすすめです。
Girlz Can'tのピアノバージョンもものすごく感動的でした。踊るっていうよりも、もうただ魅入るというか聞き入るというか。歌もラップもただじっと聞くのが心地よく感じました。
With Youはコウテカ3の中では珍しいキラキラした明るく楽しい曲で、めっっっちゃくちゃ楽しいですよね。大好き。でも、With Youはガンダーラとか稲毛の野外ステージとかの開放的な場所で、明るい太陽の下でもっと聞ききたい、もっと踊りたい曲だったなという感じもします。天気のいい朝の通勤時にこの曲を聞くと、少し仕事へのやる気がアップする効果もあります(笑)
あと、ギャルリフトシステム解禁で女の子がリフトされてる光景は最高に美しいですよね。フロアがいつも以上にキラキラして見えます(笑)
(セトリ前後しまくった書き方ですみません。でも、これ以降もセトリほぼ無視で書かせて頂きます……)
Saladは淡い空気感というか白昼夢にトリップする感じがすごく心地よかったし、Harborのカッコよさ・クールさ・ドライな感じも最高だし、Speed TestとかTaiwan no Menのクールで楽しい感じが大好きだし(トラックの音の雰囲気も大好き!)、No limit Danceはやっぱりエビバーデ!(everybody!)って感じで楽しいし。Lonely lonely Montrealのリリックには「アイドルってそうなんだよ!だからこそ好きなんだよ!」って改めて思って、切ないけど楽しくて。Lovin' flash da Bagdadは「終わらない このリズムで~♪」って、ずっとずっと終わらないでほしかったけど、でも、いつもみたいにすごく楽しかったです。
Josephineもすごくロマンチックですよね。「君にちょっと好かれたい」「声がこの声のまま裏返ったりしないで届くかな」とか、最高じゃないです???
そして、最後の最後が現メンバーで最後にリリースしたCDの曲っていうのも素敵ですよね。Be There大好きです。際どいワードを使いつつ、ゆるやかに漂うような穏やかな空気感が最高に気持ち良い曲。
ラストライブ、本当に楽しかったです。
それにしても、この記事をアップするまでにだいぶ時間が経ってしまいました……。
私はだいたいはパソコンでブログを書いているんですが、11月はちょっとパソコン周辺環境がダメになっていて、仕方なくスマホのはてなブログのアプリを使っていたんですけどイマイチ操作がしっくり来なくてですね……。
という言い訳をしながら、なかなか文章を書けずにいました。
なんかねえ。寂しいなぁって感じが日増しに増えていっていました。ラストライブの日は私はまだ夢を見ているみたいな感じで、解散の寂しさは感じつつ、半分はまだ実感がない状態だったんだと思います。それがだんだんと実感が増えていったというのか。
まあ、私はヴィジュアル系バンドとかV6とかすごい浮気性なので、そこまで落ち込んでいるのかっていうとそれなりに元気なんですけど(笑)
コウテカ民はロサンジュエルスに移ってってるのかな? 楽しい現場ですか??? 気にはなっているのですが、なかなか気持ちの切り替えができなくて……。
寂しいけど、やっぱりコウテカ3の音楽を聴き直していると「超クール!」「ロマンチック!」「女の子のちょっと寂しい空気感が最高!」「踊りたいな~!」って楽しくなります。
コウテカ3は「音楽ってこういう風にも楽しむことができるんだ!」って、私に新鮮な楽しさを教えてくれたグループでした。レイヴとかバーベキューとか特別なイベントも楽しかったです。
コウテカ3を初めて知ったのは何だったっけ?と思い出していたんですけど、他のグループ目当てでたまたま2018年に推しの子(その時、私はまだその子の顔も名前も知らない状態だった)の生誕ライブに行ったのが初めてでした。カッコいい音楽してるグループだなーと印象に残りました。
それからまた別のイベントで見かけて(たしかTokyo Callingっていう街フェス的なやつ)、そこでもやっぱり「このグループの音楽カッコいいなー」と思って物販で「New Way of Lovin'」を買って。
その後、コウテカ3主催の稲毛海浜公園でのライブに行ってみて、そこで初めてメンバーさん達と囲みチェキを撮ったんですよ。あれは素敵に楽しいアイドル野外フェスでしたよね。
ライブツアー(クラブハウスツアー?)の対バンさんがアイドルだけじゃなく、すごく面白い感じだったり。メンバーさんの卒業ライブがあって、その時、同時に新メンバーのお披露目もあって。リリースイベントも楽しかったな。「店舗内イベントなの?」って思うくらい普通に楽しく踊れるライブでした。タワレコのアリオ柏店だったかな。あの広々とした野外ステージでのリリースイベントは楽しかったな~。
上で書いたレイヴとかバーベキューとかも良い思い出です。
私は全通からは遠い状態なので、そこまで優秀なファンではなかったかもしれませんが、それでもたくさん楽しい思い出があるなと、今改めて思い返しています。
何より、ライブで踊って楽しかった記憶!
本当にカッコよくて楽しさ満載のグループでした。
またまた話は飛びますが。
私*5が女の子のグループのファンになったり女の子の推しが出来たりというのはどういうことなのか、時々考えていました。でも、私の中で男性のバンドマンやアイドルのファンになることとそこまで乖離はなくて、たぶん私は「あなた(達)を尊敬したい!」「あなた(達)に圧倒されたい!」みたいな部分が大きいのです。(尊敬しつつ、可愛い部分を見つけてギャップ萌えを愛でるのも好きかも)
そして、それらすべてのベースは「ライブに行って楽しいか、楽しくない」「応援するのが楽しいか、楽しくないか」な気がします。
コウテカ3は私にとってはそういうグループだし、推しの子はそういう存在でした。
いつも以上にとりとめのない文章ですみません。
校庭カメラガールドライ、本当にすごく楽しかったです。たぶんこれからもコウテカ3の音楽をたくさん聞きまくるだろうなと思います。
「僕らはどこまでも飛べる鳥さ」
ライブ中、本当にそんな感じがしました。
素敵な曲と楽しい思い出、たくさんたくさんありがとうございました。