THE STARRY RIFT

ヴィジュアル系バンドや女性・男性アイドルについて気ままに駄弁るブログです。

オタク活動はお金と共に気持ちも積み立てているのかなーとか考える

どうも。バンギャル*1だったはずが、いつの間にやら女子アイドルやらV6やらのファン活動も始めてしまい、時間とお金にいつもギリギリに生きているフミヅキです。

いつもは音源感想やライブ感想やら書いているのですが、今回はバンドやアイドルのファン活動ってどういうことなのか、自分なり考えていることを書いてみたいと思います。と言っても、まあ、いつものごとく個人的な独り言ですというか、今回は完全に一人よがりな独り言なので申し訳ないです……。*2

 

 

オタク活動ってお金がかかりますよね。いきなりさもしい話で申し訳ないのですが。

CDを買う:

特典会のチケットが付けば参加したい分だけ複数買う。V6だと複数の特典映像や特典グッズ、通常盤のみの収録曲があるため全種制覇する。

雑誌を買う:

特にV6は年末年始とCD発売時期に雑誌掲載ラッシュがあるので追いかけ。あとは自担の舞台出演時の演劇雑誌とか。ヴィジュアル系専門誌に推してるバンドが出たら購入。

雑誌のスクラップ作業って意外と大変ですよね。なので、特に嵐担の方々についてはマジ尊敬しています。毎月どれだけたくさんの雑誌に載ってるの!

ライブのチケットを買う:

チケット代+システム利用料+ 店頭発券手数料……。遠方のライブに参加するなら、遠征費(交通+宿泊)も必要。

ライブのグッズを買う:

ライブツアーのグッズ(マフラータオル、Tシャツ、ラバーバンド、スマホカバー、パンフレットなどなど)の購入。

ジャニーズならオリジナルデザインのペンライトも定番ですね。

ヴィジュアル系バンドはライブ当日の衣装+ヘアメイクで撮影したチェキを売ってることが多いです。10枚くらいまとめ買いするバンギャルさんもいらっしゃいます。

ライブアイドルの場合はチェキ券がありますね。この券を買えばアイドルさんとお話しつつ、チェキも撮ってもらえて、そこにメッセージを書いてもらえる場合もあります(この辺はグループごとにルールが違ったりもするのでレギュレーションを確認してください)。

ファンクラブやファンイベントなどの費用:

V6はファンクラブに入っていないとコンサートチケットの入手は困難。(ファンクラブに入っていても落選することもある)

ヴィジュアル系バンドでも会員専用サイトで限定ブログや映像を見られたり、チケット優先受付があったり、ファンクラブ旅行なんかもあったりします。

ライブアイドルだと、私はアイドルさんとファンが集まってのバーベキュー(もちろん運営スタッフさんも一緒)とかに行ったことがあります。*3

 

そんな感じでまあ、色々お金がかかるわけですよ。

でも、推しや自担のためにお金を使うととてもハッピーな気持ちになります。

「買う予定のなかったグッズも買っちゃったよ~(ニヤニヤ)」

「コンサート会場限定の写真が付くっていうから、持ってる初回A盤をもう一枚買っちゃったよ~(ニヤニヤ)」

「やっぱり大阪の特典会も参加したいからもう一枚CD買うわ~(ニヤニヤ)」

まあ……とにかく私はチョロいファンという事なんですけど、お金を積み増していくのが幸せなんだからいいじゃないですか。(でも本当にガチなファンほどはお金を出してないから、そういう意味でも私はチョロい(弱い)ファンだと思っています 苦笑)

 

だからなのか、私はなんとなく、オタク活動には積立貯金のイメージがあります。

それは単にお金を積み続けているということではなく、自分の気持ちも一緒に積み立てているのかなと感じるからです。

オタク活動をして、ファン対象の方を知るごとにその方への気持ちが高まっていくのを感じるし、「こんなにすごい●●を見せてくれるなんてこの人は本当にすごい!大好き!」って尊敬の気持ちが増していきます。(私はファン対象の方の世界観や表現に圧倒されたい系のファン)

 

うーむ……でもそう考えると、定額積み立ての投資信託の方がオタク活動のイメージに近いかもしれませんね。

実は私は老後のためにNISA(投資信託)でいくつかの銘柄(安定してそうなのとか、ちょっと攻めてるやつとか)について毎月定額分を注文して積み立ててまして、その中には市場価値が下がって投資額を下回っちゃう銘柄もあるのですが、「でも、この界隈は成長するはずだし……!」と信じて積立て続けて、その後に価値が回復すると「やっほい\(^o^)/!!」と気分が上がります。

特に今年はコロナ禍でほとんどすべての銘柄が一時的にガクッと下がりましてね……。今は持ち直してプラスになったものもありますが、まだヤベーやつもあります。でも私は長期的にそれらを持とうと思っているので、コロナが世界的になんとかなったら、やがて価値が上がると信じて……その時まで積み立てをやめない……!と踏ん張っているところです。

(あくまで私の考えなので投資は自己責任でお願いしますね 汗)

 この感じがファン活動にも近いのかな~と。

 

「今回のアルバム全般的にはいい感じだけど……いくつか微妙な曲があるっす……」

「イメチェンの髪型が……イマイチです……」

「衣装があんま好きくないやつ……」

「スキャンダルが……出ました……」

「なんか怖いファンが隣にいた……」(これはアーティストに責任ないけど)

そんなことがあって一時的に評価が下がったとしても、私はアナタの素晴らしさを知っているし信頼しているし、絶対に盛り返すのをわかっているから、あなたへの気持ちの積み立てをやめない!みたいな(笑)

そして、その後やっぱり期待以上にカッコいい&可愛い&すごい何かを見せてくれて、「ほらね!アナタがすごいの私、知ってた!!」ってドヤ顔できたら最高な気分ですね(笑)

 

でも、そんな風に気持ちを積み立てている最中で、ファン対象の方の脱退やグループ解散・活動休止の発表があると、今まで積み立てて価値を上げ続けてきた気持ちが――言葉にするのも辛いけれど、一気に無に帰すような出来事で、だからこそ深い無力感に苛まれるのかなと思います。

 

前に私の応援していたバンドが解散したことがあって、その解散理由についてはバンドの世界観を守った上でのふわっとした感じの説明だった(と私には感じられた)ので、当時はモヤモヤした気持ちがありました。なんだったら今でもちょっとモヤモヤは残っています。だってベースの人があるイベントライブの時に「次はもう少し涼しい時にこのイベントをしよう」って言っていたのに、それが実現する前に解散しちゃったんだから。なんかすごく寂しかった。気持ちが凹んだ。

でも、最後のライブツアーが本当に素晴らしいもので、しかもラストライブの最後の演奏が終わった時、ステージの上の人たちが「やりきった!」という顔で満足そうに笑うのを見たら、この人たちを応援してきて本当によかったと思えました。

やっぱり私はチョロいファンなんだろうな~。

でも、メンバーの皆さんは私が積み立てた気持ちを最後まで守ってくれたなーと思うんです。だって、いまだに私の中で彼らの価値は下がっていないから。今でも時々CD聞いて「やっぱり良い~!!」と唸っています。

 

でも全員が全員、有終の美を飾れるわけではないですよね。

 

私がちょこちょこライブを見に行っていたバンドさんで、すーっとなくなってしまったバンドさんがいました。

そのバンドは平日のライブも多くて、私は仕事終わりに頑張って池袋のライブハウスに通っていました。仕事が時間までに終わるかわからないから当日券で入ってました。今と変わらず一人参戦でしたが、楽しかったなー。

でも、ある日からライブのスケジュールが更新されなくなり。本当に何の告知もなくバンドの活動がなくなって(いわゆる「●●からの重要なお知らせ」すら無かった!)、いつの間にかボーカルさんのSNSとかも消え……。

なんか……私にはこのことを面と向かって話せる友達もおらず*4、自分もそっとこのバンドから離れていったというか、離れるも何も、そもそもいつの間にかバンドが無ぇ!っていう……。(周辺のバンドマンさんのツイートなどを窺うに、別にボーカルさんは失踪とかじゃないっぽかったし、多分そんなに若い人でもなかった(と思う)し、人生の選択の一つなのかな~って勝手に想像して自己完結の納得してました)

これは少し昔のことなので私の記憶も曖昧なのですが、なんか、このことでちょっとライブに行くことから離れた時期が発生したかも。このバンド以外にも応援しているバンドはいたのですが、一時期、音源ギャ(CDだけ聞いてる)っぽくなってた気がします。ちょっと仕事であれやこれや上手くいかない時期でもあったがゆえにライブから離れてた気もするけど……記憶が微妙です。この時代を私自身があまり思い出したくないだけかも(笑)

でもまあ、今となってはいい思い出というか、楽しかった気持ちの方が比重が高いかなーという感じです。だってこの人たちのライブはいろんな意味で本当にすごかったので。

ボーカルさん、元気にされているでしょうか。今も思い出した時に音源聞いていますよ。恨むとしたら、ライブで披露した曲を全部CD化してほしかったということだけです(笑)*5

ただ、これは「時が解決した」みたいなところもあるかもですね。

 

でも黙ってステージを去るのも一つの選択肢なのだろうと今の私は思うんですよ。私はSMAP解散のニュースが出た時に「アイドル」や「解散」についてブログでこう書きました。

一方の「解散」は、原則的には再開を前提としない、さよならの言葉だと捉えています。(中略)でも、ファンに夢を見せたまま終わらせる、綺麗なものだけを見せて幕を引く魔法の言葉でもあると思うのです。

(中略)

彼らはファンを夢の中に取り込むための、何か特別な魔法の力を持っているのかも。だから、いつかその魔法を手放す時が来ても、その魔法のレシピを秘密にしたまま去っていってくれるのなら、それはそれで私達は夢を見続けられるからちょっとだけ幸せなのかもしれません。

活動休止ではなく解散を選ぶということ。 - THE STARRY RIFT

黙って去ることも一つのプロフェッショナルとしての在り方なのかなと思います。

 

この後、SMAP解散後のことですが、中居くんがテレビでジャニーズの後輩と話している時に「ファンの子大事」と言った場面が私は印象に残っています。私は2回その場面にぶち当たっていまして、中居くんがジャニーズのアイドルとファンという特殊な関係性に敏感であり、重要視しているんだなーと感じました。

一回目はキンスマでの滝沢秀明くんゲスト回でした。タッキー引退直前、「ファンに語る場を」と中居くんが設けた回だったようです。

番組中、レギュラー出演者がアイドルを引退する滝沢くんを応援するニュアンスで「ファンのために生きるわけじゃないですからね*6」と言ったのに対して、それを遮るように中居くんが「いや、でもファンの子大事です」と間髪入れずに発言したんですよ。その時の中居くんの表情とか声とかが(気のせいかもしれませんが)少し頑なな感じに見えて、この人はアイドルとしての生き方に矜持を持っているんだなと感じました。

2回目は2020年音楽の日でのNEWSとの対話です。新たなスタートを切った3人との会話の中で、加藤シゲアキくんが「何より心配をかけたのはファンの方だと思うので」と発言した時にも中居くんは「ファンの子は大事」と言っていて、すごく当たり前なトーンで話されていて印象に残りました。

おそらく中居くんは、解散時にファンに対する言葉が足りていなかったことにも、その結果、気持ちの整理をつけられなかったファンがたくさんいることにも自覚的で(滝沢くんゲスト回のキンスマ内でも中居くんは自分たちの幕引きが完璧でなかった旨の発言をされています)、だからこそ、タキツバの解散などに自分を重ねて「ファンの子大事」という発言をされたように私には感じられました。

それってつまり、今でも中居くんは自分たちのファンのことを想い続けているんだろうなあと思ったし、多くは語らなくても伝わるものはあるんだろうなとも思いました。(あと、ジャニーズの人にとって、ファンなんて何十万分の一とかの存在なんだろうけど、ちゃんと気にされているんだなあとも思った)

SMAPファン・中居くんファンの方からすると、もしかしたら見当違いな見方だったかもしれませんが、私はそう感じました。

 

 

個人的な希望なんですけど、活動をやめた推しの方には「あの頃のあなた」を否定してほしくないなと思っています。たまに昔の活動のお話をしてくださるバンドマンさんとかが、その頃を肯定的に語ってくれるとすごく幸せな気持ちになります。自分の積み立てていた気持ちが報われる感じがあるからだと思います。

 

話があっちこっち飛んで結局何が言いたいのかわからなくなってきましたが……。

(このブログではいつものことである)

 

推しの方には推しの方の生き方があるから、私の理想を押し付けられても迷惑なのはわかってるんですけど、でも、こっちもこっちでハイカロリーな気持ちを積み立ててしまっているのでね(笑)

オタク活動なんて、ただの趣味だったはずなんですけどね。難儀な趣味です。

やめる気なんてさらさらないけどさ(笑)

そして、今も活動を続けてくれている推しの方々が本当に尊くて尊い~っていつも思っています。ただただ感謝であります。

 

 

 

*1:ヴィジュアル系バンドのファン

*2:そんなのわざわざ書くなって話なんですけど、ちゃんと書き残しておかないと自分が考えていたこともどんどん忘れていっちゃうから……。

*3:バーベキューコンロ等は運営さんがレンタルしてくれていて、具材は各自持ち込みだったんだけど、みんな肉とか持ってきすぎて食べきらんかった(笑)

*4:ネット上でこのバンドのライブの感想を時々やりとりし合っていた人はいたんだけど、結局顔を合わせることはなかったんだよね。なんかバンドがなくなった話題もお話する機会なく(この時は本当になくなったのかよくわからんかったし)、関係がなくなっちゃった。

*5:あと、主催ライブの時に会場に飾ってた卒塔婆を観客にプレゼントするって言ってたの、本当はちょっと欲しかったけど、勇気が無くて話しかけられなかったのを少しだけ後悔しています(笑) いや、もらっても置き場所に困ったかもだけどさ(笑) 

*6:「滝沢くん自身の人生を歩むべき」という意味合いでの発言と聞き取れました