THE STARRY RIFT

ヴィジュアル系バンドや女性・男性アイドルについて気ままに駄弁るブログです。

2015/8/27-28 ひめキュンフルーツ缶5周年記念イベント@TSUTAYA O-EAST

というわけで、私の大好きな女性アイドルグループ、愛媛のご当地アイドル「ひめキュンフルーツ缶」が5周年を迎えまして、それを記念してO-EASTで開催された主催ライブイベントの2DAYSに行ってまいりました。ひめキュン主催のイベントに行くのは初めてだったのでドキドキ。両日とも、ゲストのバンドやアイドルを迎えてのガッツリした対バンイベントであり、とても楽しかったです。

どのバンドも楽しかったけど、やっぱりバンドをバックに従えたひめキュンのパフォーマンスが一番楽しかったです! もうかっこよすぎて楽しすぎて、浮かれて体を動かしまくった結果、セトリを全く覚えていないくらいだよ(笑) なので、セトリは別の方のブログ等を参考にしてください……。

購入物

f:id:fumizuki_f:20150901203940j:plain

↑5周年記念Tシャツ(フロント)

f:id:fumizuki_f:20150901203933j:plain

↑5周年Tシャツ(バックプリント)&キャップ

ワンピース風に着たいなーと思って、Tシャツは大きめサイズを買いました。

2015/8/27 Amazing Battle Royal

この日は過去に愛媛で対バンしたことがあるバンドやアイドルを迎えてのライブイベント。5周年の前夜祭の位置づけですね。この日は仕事の調整がつきまして、開演から参加することができました。

このイベントでは当然ひめキュンがトリなのですが、オープニングにもひめキュンが出てきまして、参加して頂く各バンド・グループの持ち歌ショートバージョン(たぶん)を歌っていました。こういう風に対バン相手に敬意を表してイベントを開始するというのは素晴らしいと思います。で、ひめキュンが各バンド・グループの曲を披露する中、途中で「ズッコケ男道」を歌い始めたので「なんで?」という感じだったのですが、今回の対バン相手のTHEイナズマ戦隊関ジャニ∞にこの曲を提供しているのですね。ジャニオタの端くれとして、非常に勉強不足でした……!

対バン相手は4組中3組が男性のバンドであり、観客も男性ばかりなので非常に男臭いイベントでした。それもまた私としては新鮮で楽しかったです。THE50回転ズ・四星球・THEイナズマ戦隊ともに、私のいつも聞くようなロックとは違ってパンキッシュ・ソウルフルな雰囲気のロックでしたが、いずれのバンドもとてもエネルギッシュなパフォーマンスですごく楽しめました。バンギャル出身ゆえ、このノリの時にヘドバンしたいわ~みたいな時もあったのですが、周りを見ると皆してなかったので自重しました(でもかる~く首振ってみたり……)。異文化の作法は難しくもあり、でも、新鮮なノリで楽しかったです!

異文化の体験と言えば、ドルオタさん達が曲の途中で垂直跳びのようにぴょ~んぴょ~んとみんなバラバラに高く飛ぶ(ただし手は上げない)動きがあるじゃないですか。ヴィジュアル系バンドのライブでのジャンプはリズムに合わせて小刻みに飛ぶ、あるいは、音のキメみたいなところを狙ってみんな一緒に大きく飛ぶ(そして、いずれの場合も手を上げながら飛ぶ)から、最初にあの垂直跳び的なものを見た時戸惑ったんですよね。あのジャンプは一拍ごとに飛ぶとか決まりがあるのでしょうか、あるいは、本能のままにリズムと関係なく飛んでいるのでしょうか。私もあの垂直跳びみたいなのをやってみたいのですが、リズムに合わせて飛ばなきゃ!という習性が体に染みついていて、なんだかうまくいかないのです。まだまだ、ドルオタの道は厳しく遠いです。

 

では、各バンドとグループについての感想。

THE50回転ズはお揃いのスーツにオカッパみたいな髪型で「どんなバンドなんだ?」とちょっと構えていたのですが、実際始まると、パンキッシュに弾けたステージで楽しかったです。こういう音楽は爽快感があって気持ちがいいですね。

四星球は、ギターとベースが青いお祭りはっぴ(イッテQのお祭り男みたいなやつ)の下は白ブリーフ一枚というすごい格好で、特にベースの人(だったと思う)はベースを下げて構えていたので「安心してください、穿いてますよ」で有名なとにかく明るい安村さん的に見える瞬間があってヤバかったです。ボーカルさんは「今日は金魚釣りしますよー」ってことで、真っ赤な全身タイツに頭には金魚の被り物をして、フロアの後ろから観客の中を突っ切ってステージに上っていきました。あと、何かの曲でひめキュンの特典会のルールに掛けて、観客と一緒に「一分間!」「千円でーす!」みたいに掛け声を入れながらのパフォーマンスは笑いました。楽しかったです。

THEイナズマ戦隊は非常にソウルフルな感じが素敵。ライブ本編でもズッコケ男道を演奏してくれてとても楽しかったのです(フロアも盛り上がってた)。生バンドでのズッコケ男道は男臭くて迫力ありますね。が、自分に関ジャニ∞の教養が少なく、公式の振りとかが全然わからなかったので、ジャニオタとしてまだまだだな……と反省しました。

女性アイドルグループから唯一の刺客、ベイビーレイズJAPANもまったくの初見だったのですが、楽しかったです。彼女達もバンドサウンドな音(しかも、結構ヘビーな音!) をバックに、歌い踊る感じでかっこいいですね(生音ではなかったですが)。歌メロは可愛らしい感じで、そのバランスが素敵でした。あと、衣装も白黒チェック模様を基調に、スカートだったり、パンツスタイルだったり、みんな服の形が違っていてすごくお洒落だなと思いました。気になったメンバーは黒髪ショートでボーイッシュな雰囲気の女の子。ついつい動きを目で追っていました。金髪ショートの子も歌が素敵だなと思いましたよ。他の子もパッと見だけで個性が違うのがわかるヴィジュアルをしていて、いいグループだと思いました。

そして、どのバンド・グループのステージでも、ひめキュンTシャツを着た人達が盛り上がる盛り上がる! 「ゆるめるモ!」での異ジャンル対バンを見た時も思ったのですが、ドルオタさん達のそういう雰囲気はすごくいいなと思います。ひめキュンメンバーも対バン相手にきちんと敬意を表していましたが、ファンも一緒に対バン相手にリスペクトの気持ちを示すのはとても素敵なことだと思います。対バン相手の皆さんもひめキュンファンの雰囲気を褒めていましたし、そういうのは嬉しいですね。

ただ、私はずっと後ろの方で見ていたため、おそらく対バン目当てで来たのであろうお客さん達がひめキュンのステージが始まる前にちょいちょいフロアを出ていってしまうのを見ることになってしまって……。当然お客さんは自由に帰っていいし、終電等の理由がある人がいるとも思うのですが、ひめキュンファンとしてはどうにも切なくなりました。「ひめキュンを見てほしい! ロックバンドのファンにも絶対後悔させないから!」と心の中では思っていましたが……。ヴィジュアル系バンドでも、好きなバンドの主催ライブで、トリにそのバンドが出てきたときに他のバンドがやってたときより観客が少なくなっていたりすると切なくなるんですよね……。その分、盛り上げたい!っていつも以上に頭を振っちゃったりするのですが。

女性アイドルグループのライブは男性ファンが多い現場ですが*1、ひめキュンを男性ファンだけのものにするのはもったいないと個人的には思っています。ああいうロックな雰囲気が濃い女性アイドル、好きになる女の子は多いと思うけどなあ。逆に、基本的に女性ファンが多いヴィジュアル系バンドの現場でも*2、このバンドは男性が聴いたら絶対好きになると思うんだけどなーと思うこともありますし。どちらもニッチな市場だとは思いますが、異ジャンルのファンとかがそのバンドやグループ触れた時に「なんか楽しいな」と感じてくれたら、そのバンド・グループのファンとして嬉しく思っちゃいます。ただ、ファン層を限定して囲い込む傾向は音楽シーンではどの分野にも見られることだと思いますし、基本、どのバンドもグループもそういう限定したターゲットの中で音楽活動を始めることが多いだろうから、ファン層を拡大するのは難しいことなのだろうけど……。なかなか異ジャンルに振れる機会自体がないと思うので、今回のイベントは貴重だし、価値があると思うのですよね。ちょっと異分野を覗いてみると自分好みのバンドやグループがひょっこり見つかったりするから、少なくとも私は妙な偏見はなしで楽しみたいなとは常々思っています。

あ、こんなこと書くと会場がガラガラになっちゃったみたいに見えてしまうかもしれませんが、そんなことは全くないですよ。残ってくれた他バンドファンもいたようですし、ひめキュンのTシャツを着たお兄さんや会社帰り風の人とか、たくさん人がいましたから! 主催であるひめキュンのステージは他のバンド・グループ以上に盛り上がっていました!

そんなわけで、始まったトリのひめキュンフルーツ缶のライブ。今回は生バンド(ドラム・ギター・ベース)を従えてのステージで、もうめちゃくちゃ楽しくてカッコよかったです! 上でも書きましたが、私、必死に音に乗って体を動かした結果、セトリを全然覚えていないもん(笑) とにかく、バンドサウンドの轟音が鳴り響く中、ステージ上で可愛くカッコよく、ヒュンヒュンと効果音が聞こえてきそうな物凄い勢いで踊るひめキュンメンバーが素敵すぎでした。本当にクレイジーな五人だぜ!って感じ。バックバンドのない公演を見た時にもよく動く子達だなとは思いましたが、生バンドの勢いに押されるようにがむしゃらに踊り、ポジションチェンジし、笑って、歌う5人はとても素晴らしかったです。やっぱり歌声もいいんですよね。可愛くて。

改めて、アイドルっていいですね……としみじみ思いました。

自分で曲を作らないことをとやかく言う人もいるけど(自分で作る人や製作にかかわる人もいますが)、あまりそこは重要な観点ではないと思います。アイドルの曲はアイドルが歌って踊って初めて曲の世界観が成立するのですよ。逆に言えば、アイドルにしか表現できない世界があって、私はその世界観が好きなのだと思います。

とにかく、ひめキュンのステージはたぎった!明日も楽しみ!と大変満足してO-EASTの1日目を終えました。

2015/8/28 ひめキュン祭 ~ 大江戸アイドロール!SPECIAL 其の参

2日目は仕事終わりに行ったので、残念ながら途中からの参加でした。nanoCUNEがちょっとでも見られてよかったです。ミニスカートを翻して踊る様子が可愛らしかったなあ。ひめキュンフルーツ缶の妹分であるnanoCUNEはやはりまだまだ幼い雰囲気があって、それが上手に魅力として出ていたように思います。

続いてのLUNK HEADは初見でしたが、普通にかっこいいロックバンドでした。この時もひめキュンファンの人達は盛り上がっていましたね。激しくも繊細な雰囲気のあるロック。やはり、フロアのノリ方がヴィジュアル系バンドのライブと違ったので戸惑いつつ、そういうところも楽しかったです。

そして、トリのひめキュン。やはり興奮して音に乗るのに必死で、セトリを覚えていない……! バンド編成のひめキュンはマジクレイジーで素敵です。とにかく楽しかったとしか書けないです。ガムシャラに歌い踊るひめキュンを見たいのに、音に押されて暴れだしたくなるこの衝動により、見るのと、音に乗って体を動かすのとどっちを優先したらいいんじゃー!!!という感じでした。

前日に髪を下ろしていたまいちゃんがこの日は高めのアップスタイルで、やっぱりまいちゃんは髪をまとめた方が好きだなーと思ったのは覚えています。

ライブ後は(たぶん)伊賀さん(社長、プロデューサー)が花束を一人一つずつメンバーに渡して、メンバーが一人ずつコメント。全員真っ直ぐな言葉でした。ほのかちゃん、さくらこちゃん、まいちゃんは涙ぐんでいましたね。さくらこちゃんの「自分に自信はないけどステージではなりたい自分になれる」みたいな言葉が特に印象に残りました。私は、女性アイドルのインタビューとかを読んだときに、こういう発言が一番グッときます。なんとなく共感できるというか、私は思春期の時「自分は汚い、嫌い、大嫌い」と思って暮らしていたから、そういうマインドと闘いながら理想の自分を目指してアイドルをしているのかなと見受けられるような女の子は気になるのです。

そういえば、こういうマインド(弱い自分を脱却して理想の自分になりたいからアイドルをする)の有無が男性アイドルと女性アイドルの大きな違いであるような気もする。男性アイドルの場合、こういうマインドの人はとても少ない気がするなあ。むしろヴィジュアル系のバンドマンにそういうマインドの人がちょこちょこいるイメージがある。(勝手な印象)

 

と、そんな感じでですね、一番最後は参加バンド・グループ一緒にGARLIC BOYS「あんた飛ばしすぎ」を歌って終了。正直、この曲を知らなくて最初は戸惑ったのですが、パンキッシュで楽しい歌でした!

↓こちらにきちんとしたライブレポートがあがっていましたので、ご確認ください。

rooftop.cc

 

最後に5人の印象を。

まいちゃんは小柄な体を精一杯動かしてのダンスがすごく可愛いかったです。あの小さな体を大きく動かして、ひめキュンの激しいダンスをするのがとても可愛くてカッコイイのです。あとあのハスキー少女な声がすごくいいんですよ。MCでも歌でもとても耳をひきます。真っ直ぐで頑張り屋さんな雰囲気が伝わってきて、まさにアイドルグループのセンターに相応しい女の子だと改めて感じました。

ゆりあちゃんはダンスに目を惹かれました。動きがくっきりとしていて綺麗で、しかもグループの中では長身で手足が長いから動きに見惚れてしまいます。あまりダンスについては詳しくないのですが(特に女性アイドルのダンスについて)、KAT-TUNの田口くんとかV6(特にトニセン)のようなスマートに整った美しいダンスを踊る人になっていくのではないかなと勝手に思いました。あと、MCを引っ張る姿も素敵。

ほのかちゃんは、最後のあいさつでちょっと泣きながら「いつも暴言を吐いちゃうから……」なんて言っていましたが、どの瞬間もとても可愛かったですよ。ライブではあんなに激しく歌い踊るのに、なんかこう、守ってあげたいようなふにゃっとした可愛らしさが魅力だなと思いました。あの緩めな笑顔が可愛いらしい。おばさんは女だけど、ほのかちゃんを守れる強い人間になりたいと思わされたよ*3

さくらこちゃんは年上リーダーとしてお姉さんらしい優しさが滲んでいて、引っ張るというより、優しく微笑んでみんなを見つめながらグループを支えている印象を受けました。でも、上に書いたとおり、「ステージではなりたい自分になれる」みたいな言葉に、とてもぐっときました。 色々な気持ちを心に抱えながら、ステージ上で歌い踊り、優しく笑っているのであろうさくらこちゃんにぐっときました。

まゆりちゃんはぱっと見、線の細い美少女という雰囲気だけど、実はかなり意志の強い女の子なのだなと思いました。まゆりちゃんはコメントで、今回のイベントがソールドアウトしなかったことを素直に残念がっていて、もっと!と高い目標を掲げていたのはカッコいいと思いましたよ。伊賀さんはまゆりちゃんの言葉をやんわりと止めていましたが*4、私はそういう風に、盛り上がったライブ直後に冷静に結果を見られて、かつ、闘志を燃やして発言できるメンバーがいるのはとてもいいことだと思いました。

 

メンバーのコメントの後、伊賀さんが10年後・20年後のひめキュンフルーツ缶は~みたいな話をしていましたね。

で、さっきV6の20周年コンサートを前にした井ノ原くんの雑誌インタビューを読んだのですが、

(昔の)映像を見ると、汗をかいて息切れしながら踊ってて。無駄な動きをしているからなんだけど、当時のダンスにも良さがあるんですよ。力いっぱい踊っている、あの頃の自分たちがかわいくて(笑)。

TV station 2015年18号

と言っていました。V6は今年結成20周年で、最近は過去映像がテレビで流されることもたまにあるのですが、やはり井ノ原くんの言うとおり、当時はみんながむしゃらに激しく踊っている雰囲気があります。対して、今のV6のダンスは緩急の付け方や手足の動きが洗練されたものになって、ダイナミックさ以上に細かいポジションチェンジや手足の繊細な動きに注意するような高度なダンスになっている印象です。

ひめキュンもV6みたいに長く続いて成長していくグループになるのかな。それで、過去のライブ映像をなんかを見ながら「あのときはガムシャラに踊っていて、そんな自分達が可愛いな」なんて言ったりするのかな。あるいは、もっと激しいダンスをしているかもしれないですね。それで、「過去の自分はまだまだだな」って言ったり。そんな未来が訪れたら素敵だなと思います。

女性のアイドルグループがそれだけ長く活動するのは難しいとは思うけれど、ひめキュンフルーツ缶らしい世界を追及して私達に夢を見せ続けてくれたら、こんなに嬉しいことはないなと思いました。

 

そして始まったひめキュンTV

ひめキュンフルーツ缶スマホ専用サイトの有料サービスができたので、さっそく登録してみました。月額400円なのでちょっと考えましたが、まあ、せっかくなので。ライブでテンションあがったままの状態で登録。

比較として挙げるのはちょっと違うかもしれませんが、私はJohnny's webにも登録していて、こちらは月額300円なのです。ちょっとコストパフォーマンス的にどうかなーと一瞬思ったのですが、まあ、それはそれです。むしろJohnny's webでなんとなくアイドルの有料サイトの空気感がわかっていたから、そこまで悩まずひめキュンTVに登録できたという点はあるかも。

ひめキュンTVは動画で対バン相手との対決企画とか、メンバー間での詐欺写メ対決とか、メンバー同士のトークアプリ風のやりとりを公開とか、濃い企画が多そうな予感なので是非とも質で勝負をかけてほしいです。これからのひめキュンTVに期待しています!

*1:でも女の子もちょいちょいいるよ!

*2:男性ファンもちょいちょいいるよ!バンドによっては結構いるよ!

*3:この感情はV6の岡田くんが健くんに抱く気持ちに近いものだと勝手に思っています。

*4:伝わり方によっては反感を買う可能性のある発言だからだと思う。