THE STARRY RIFT

ヴィジュアル系バンドや女性・男性アイドルについて気ままに駄弁るブログです。

「ラブセン」という実在のアイドルV6と恋をする伝説的乙女ゲームについて

どうも。バンギャルしをつつ、女性アイドルを追いかけつつ、V6が大好きな、もういい歳の社会人のフミヅキです。

今回はまだちょっと気が早いのですが、サービス終了が決定した実写乙女ゲーム「ラブセン」について感謝の気持ちを綴ろうと思っております。(思い立った時に書いておかないと、私の性格上、どんどん後回しになるから)

 

ラブセン。それはV6のファンに夢とファンタジーを届ける伝説のゲーム――。

つまりは実在のアイドルグループV6のメンバーを攻略対象にした乙女ゲームなのですが、これがとにかくすごいんです。

主人公ちゃんは広告代理店的な会社に勤めるごく普通のOL。(たぶん顔はけっこう可愛い)ふとしたきっかけでV6と知り合い、あーだこーだしているうちに6人のうちの一人と恋に落ちるというストーリー。ハーレム展開ではなく、主人公ちゃんとお相手だけの一途な物語で、そのことは乙女ゲー初心者の私にとって安心してプレイできる要素でした。(ハーレムものの漫画とか小説は好きだけど、V6とのハーレム展開はなんかちょっとヤダ……)

乙女ゲーの特徴なのでしょうが、とにかくお話が甘ーい! 実在のアイドルと恋愛するという非現実すぎる設定に加え、セリフや展開が「こんな甘いこと言う男性がこの世のどこにいるんだよwww」という感じで、やさぐれ女な私は何度床の上でのたうち回ったか数え切れません。ああいうのって、乙女ゲー世界では当たり前なの!?

しかも、そのセリフ群がちゃんと本人っぽさを研究したものだから酷いのですよ。坂本くんの大人な優しさと色気に翻弄され、長野くんによる優しい甘やかしと、たまに得体のしれないミステリアスさに悶え、井ノ原くんの明るさと気遣い両面から来る暖かい人柄に癒され、剛くんのぶっきらぼうなのに隠しきれない優しさにニヤニヤし、健くんの確信犯的な「可愛いさ押し」攻撃にあっさりノックアウトされ、岡田くんの天然で暖かい空気感にまったりした時間を過ごす。そんな夢のようなゲームなのです。

(蛇足ですが、このゲーム内での井ノ原くんは独身設定です。最初はどうしても井ノ原くんをゲームの相手に選べなかったのですが、だんだんラブセンのドリームに侵食され、いつの間にか普通にゲームしていました(笑))

あと、普通の乙女ゲーは攻略対象の画像として絵師さんの美麗イラストが使われると思うのですが、このゲームではV6本人の画像(写真)が使われております。しかもこのゲーム専用の撮りおろし写真です。ジャニオタ歴の浅い私ですが、ジャニーズ事務所がネット上での画像掲載にとても厳しいことは知っているので、よく本人画像使用のソシャゲなんて許可したなーとびっくりしたものです。

【ジャニーズの画像管理が厳しい事例】

  • アマゾン等のネットショップで、ジャニーズのアイドルを表紙にした雑誌・書籍の商品画像が塗り潰されている。
  • アマゾン等のネットショップで、ジャニーズのアイドルがリリースしたCDやDVDでさえ、アイドルの画像を利用したジャケットデザインの場合は文字のみの商品画像に置き換えられている。
  • ネットニュースではジャニーズのアイドルの写真掲載が許可されていない様子。(例えば、舞台や映画の製作発表会などで、テレビや雑誌では普通にアイドルと共演者が一緒にいる映像や写真が使われているが、ネットニュース媒体では使用できない。アイドルだけがいない集合写真をわざわざ撮らせて掲載させていることもある模様)

ネット上で画像や動画の掲載が許されているのは、ジャニーズのHP、出演しているテレビ番組・ドラマ・映画等のHP、CM出演している会社のHP、所属レコード会社のHPくらいみたいです。

バンギャル的には、バンドマンが「フルメイク・フル衣装」から「すっぴん私服」まで、どんどんSNS上に自撮りをアップする文化に親しんできたため(素顔を絶対に出さない人もいるが、それはそれで奥ゆかしくてまた萌える)、事務所の徹底ぶりに驚いたものです。(でも、これはジャニーズ事務所がアイドルの画像にとても大きな経済的価値を見出しているということを意味していて、そのことはとても理解できる。そうじゃなければ、わたし、こんなに毎月雑誌を一生懸命買っていないと思う。)

長々と本題から外れたことを書いてしまいましたが、そんなハードルを乗り越えての実写乙女ゲーですよ! こりゃ、えらいことに違いありません。

 

すごい運営さん!

このゲームは、なんと言っても、運営さんがすごいんです。V6各メンバーの個性を研究してセリフや展開を考え、しかも、リリース後もテレビや雑誌でのメンバーの発言を拾ってはゲームのイベントに反映させているのです。そのスピード感、私はとても尊敬しています。

あとは、コンサートやイベントごとや新曲リリースなどに合わせて、運営さんも一緒に楽しんでいる感じがあったのも楽しかったです。紅白出場や「学校へ行こう」復活時には特別アバターを配ってくれたり、可愛いイラスト掲載で盛り上げてくれたり、コンサートツアーに合わせてご当地ネタのシナリオを募集したり、GPS機能を使った会場限定のサービスがあったり。

サービス終了が決まった現在は、3年間の歴史を振り返る年表と共に、運営さんがどういう風に思いながらゲームを作って来たのかが書かれた文章を公開してくれました。暖かく楽しい文章で、運営さんがV6とファンを大切に思ってゲームを作ってこられたことが伝わってきて、とても嬉しくなる文章でした。

ラブセン運営さん大好きです!

 

リアルとリンクした非リアル

長野くんがウーパールーパーを食ったとテレビで衝撃発言をすれば、それがシナリオに反映されたり。20周年に向けて爆発した岡田くんのメンバー愛(?)を反映してか、ゲーム内の岡田くんの性格が初期はちょっとミステリアスでおとなしい感じだったのが、明るく朗らかになっていって、剛くん健くんの仲良しを羨ましがる・長野くんに執着する・筋肉推しなどの要素が付加されてちょっと面白い人になったり。

ゲームは現実とリンクして、非現実(嘘くさい恋愛)とリアルとがつながった面白い進化を辿っていきました。

健くん(リアル)にいたっては自分もラブセンをプレイしていることをカミングアウトしたうえ、運営さんに色々ためになる意見を申し伝えていたようですね。さすが健くん! そして、非現実とつながっていくリアル……(笑)

V6メンバー(リアル)も、ラブセンを意識した発言をちょいちょいしてくれていて、V6とファンとラブセンとでいい関係を築けた、まさに「ソーシャル」なゲームだったのではないかなと思います。

 

実は私は月額○○円と決めて課金していたユーザーなのですが(そんなに貢献してない額だけど……笑)、集めていたものが無に帰るのがショックというよりは、ほぼ毎朝ラブセンにログインする習慣がなくなってしまうことの方が悲しいです。あの「ひええええwwww なんぞこれwww」と悶えるラブセンワーズが見られなくなるのが寂しいのです。

リアルから離れたアイドル、そこからさらに現実離れしたラブセン(だけどリアルとリンクしている)という多層構造が、とても癖になるゲームでした。運営さん、楽しい思い出をありがとうございました。

 

あ、そういえば、前に作っていたVすごろくキャラの刺繍完成しましたぞ!

【手芸部的な活動】とりあえずV6(というかラブセンのマスコット)の刺繍ができた!(だが、完成したとは言ってない) - THE STARRY RIFT

実はちょっと失敗してる部分があるけど、それも含めてお気に入り(笑)

 

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↓ チーム・トニセン!

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↓ チーム・カミセン!

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↓ 大きさ比較用(アニバコンDVDと比較)

 もう少し小さく作ってもよかったね。

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カレぐるみシリーズは全部好きだけど、Vすごろくのキャラクターは特に大好き!