THE STARRY RIFT

ヴィジュアル系バンドや女性・男性アイドルについて気ままに駄弁るブログです。

2018/8/9 バグサミ at 新木場STUDIO COAST 感想!

どうも。いつの間にやら女子アイドルやらV6やら追いかけ始めてしまいましたが、本業はバンギャルなフミヅキです。

ということで、本日はその本業のバンギャル活動の記録です。BugLug主催、ヴィジュアル系バンド総勢17組(BugLug含む)出演のフェス「バグサミ」に行ってきましたので、その感想をまとめたいと思います。

 

会場

開催日は8月9日「バグ(=BugLug)の日」。幸い、心配されていた台風も直撃せず、空は晴れでした。

新木場STUDIO COAST清竜人25主催の女子アイドルフェス以来かも。

チケットをリストバンドに変えてもらって入場すると、うちわを頂けました。今年の酷暑な夏に嬉しいプレゼントですね。裏面にはこの日のタイムテーブルやフロアガイドが書かれている親切設計。あと、リストバンドがいまだかつてないほど*1、ちゃんとした素材のやつで感動しました。

 

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会場は、フロア内にメインステージと仮設の第二ステージ、フロア外のエントランスエリアに第三ステージという構成で、これは清竜人25のアイドルフェスの時と一緒でした。でも、アイドルフェスの時はメインステージに向かって左手側(フロア奥側)に仮設第二ステージを作っていたのに対し、今回のバグサミでは向かって右手側(フロア入口側)に仮設ステージが作られていました。これにより、フロアとエントランスエリアの出入り口の一つが潰されてしまうこととなり、お客さんの動線的にちょっと勿体ないなあという感じはしました。もしかしたら、アイドルのライブと違って、機材の搬入搬出があるゆえに仮設ステージは入口側じゃないと、みたいな感じだったんですかね?*2

その結果、私達にとっての唯一の出入り口となった扉から入ると、ステージ前へ行くにはフロア内の階段を降りないといけない動線となっていました。ですが、その階段を結構な数の人達が占拠してしまっていて(一部、荷物やタオルでスペース確保している場所も見かけた)、移動しにくい状況でした。階段は段差があってステージを見やすいし、転換中は座りやすいし、確保したいのはものすごく分かるのですが……う~ん……。

スタッフさん達は時々その辺りを見回っていましたが、特にお客さん達を引き剥がすこともなく。マナーなのか、ルール設定すべきなのか、ちょっと難しい問題ですね。普通のライブだったら階段を確保していても全然いいんですけど、フェスだと転換準備中に移動するお客さんの数が多いからなあ。(不満みたいに書いてしまいましたが、スタッフさん達は体の不自由そうな方が階段を移動する時に手伝うなど、きちんとしている感じでした)

いやはや、おばちゃんになると説教臭くなってだめですね。話題転換。

外にはキッチンカーが来ていて、BugLugメンバープロデュースのメニューがあったりもしました。私は一聖さんプロデュースのカラアゲを購入しましたが、とても美味しかったです!

 

各バンドステージ

KITERETSU STAGE(メインステージ)とHATENKOU STAGE(フロア内の仮設ステージ)で交互に演奏する形式で、片方が演奏中に片方で転換準備するため、転換準備の待ち時間は短かったです。エントランスのBASARA STAGEはフロア内とは関係なく、出演バンドが順々に演奏→転換→演奏→転換……という感じ。

 

それでは、以下に私の見たバンドの感想を書いていこうと思います。

 

The THIRTEEN

私の本日のお目当てです。The THIRTEENのためにこの日の休みを確保したと言っても過言ではありません(笑)

でも、真っ昼間(14時くらい)から見るThe THIRTEENというのは、なんだか違和感が……。もう少し暗い時間じゃないとちょっと変な感じがします(笑) 室内だからあまり関係ないはずなのですが、バイオリズム的な問題でしょうか。

実際にステージが始まれば圧巻で、圧倒されました。でも、4曲は少ないよ~(>_<)

たぶん「Pain After Pain」「アリア -Aria-」「Mellow」「Bite The Black」だったはず……。正しいか不安です。夢中で頭を振り過ぎて記憶があやふやゆえ。

意外な選曲ですよね。てっきり、「Liar. Liar」とか「starry right」みたいな、わかりやすく楽しく盛り上がる曲を入れてくるのかなと思ったら、最近のハードで怖めな雰囲気の曲で押してきたという驚き。

何より驚いたのが、「Mellow」というミドルチューンを入れてきたことです。この曲はフロアも暴れず拳とかもなく、じっと聞き入る曲なのです。でも、すごくいい曲。じっくりと歌い上げる曲で、真緒さんの歌声の艶やかさとドラマチックさが深く伝わってきます。あと、この曲の時、美月さんがやたらと頭を振るのが可愛いなあと思っています。

今回のセトリは音の高低差の激しい曲が多いですね。ギリギリ出るか出ないかの高音をファルセットせずに無理くり出そうとする真緒さんの歌い方がめちゃくちゃカッコいいと思っています。

The THIRTEENのステージが終わった時、近くにいたギャ男*3さん達が「やばー!今まで見てなかったけど、すごくかっこよかった!」と話すのが聞こえてきて、私は内心「そうだろ~、カッコいいだろ~、フハハハハ!」とほくそ笑んでおりました。

みんな、The THIRTEENを聴こう! The THIRTEENのライブに行こう!

RAZORとGOTCHAROCKAとの3マンツアーが楽しみすぎます。

 

BAROQUE

CDは聞いたことあるのですが、ライブは初めて。

The THIRTEENとは打って変わって、爽快感のあるステージでした。爽快感と言っても、ポップというよりは朝の爽やかさなイメージを受けました。キラキラした朝の光と、朝靄の暗さ・冷たさのコントラストみたいな印象? 音楽を言葉で説明するの難しいですね。

怜さんの朗々としつつ抑えた感じの歌い方とか、柔らかな声質とかも曲にピッタリで素敵でした。

 

DIAURA

軍服なお衣装がめちゃくちゃカッコよかったです!

ハードめな曲が多くてすごく楽しいですね。ヴィジュアル系の王道を感じて、バンギャル心が燃えます。でも、爽快感のある可愛めの曲もあって、そのギャップ感がいいなあと思いました。

最後、巨大な旗を振るのがすごくキマッていてカッコよかったです。

 

キズ

ゴシックかつキュートで怪しいヴィジュアルがとても素敵でした。

痛みの感じの伝わってくる曲だけど、めっちゃ暴れる感じでもあり、すごく楽しかったです。ボーカルさんの甲高い感じの声も、すごく曲に合っていますよね。

ドラムの人が白いベールを付けた女の子っぽい格好で、でも、顔のお化粧(ペイント?)が怖めな感じの、怖キュートな雰囲気がすごく可愛かったです。そんなヴィジュアルなのに猛烈な勢いでドラムを叩く姿のギャップ感もまた素敵でした。

 

A9

将さんとかヒロトさんとか、昔、雑誌で見た時と顔も体型も全然変わってない感じだったんですが、どうなっているのでしょうか?*4

ステージは新旧織り交ぜつつ、キャリアを感じさせる堂々としたパフォーマンスで……と思っていたら、なんか途中からすごいことになっていました。

私(あれ? 楽器(スティック)を手放したのに、音が鳴っている……?)

なんと、突然5人で歌って踊りだしのですよ。しかも、カッコいい感じのEDM。

そんな展開に、フロアのバンギャルは非常に盛り上がっていました(私もめちゃくちゃ興奮していました)。A9ギャさんらしき方々が慣れた様子でペンライトを振っていたので、もしかしてA9的には恒例のことなのでしょうか。勉強不足ですみません……。

でも、このEDMな曲、ちゃんと各メンバーのソロパートがあり、ダンスではポジションチェンジも多用して、かなりパフォーマンスを作り込んでありました。歌い手と踊り手が分かれているLDH系ではなく、全員で歌って踊るジャニーズ的なステージですね。とにかく、スゲー!楽しい!と笑いながら大興奮する曲でした。

V6ファンもしている私としては、「ダンスはもっと洗練できる!もっとキレキレにできるはずだよ!」という思いはありますが……本業がバンドの人に対して過剰要求すみません(笑)

なんというか、自分達の顔面偏差値の高さをわかったステージですよね。それにダンスミュージックもすごくいい感じの曲。

だから、私は前に「A9にジャニーズへ楽曲提供してほしい」という記事を書いたんですよ!

ジャニーズのアイドルグループに楽曲提供してほしい系ヴィジュアル系バンド【第二弾】 NEWS、A.B.C-Z編 - THE STARRY RIFT

もう、You達はABC-Zに曲を提供しちゃいなよ。そして、五関くん(ABC-Z)にダンスを付けてもらって、You達2組で一緒に歌って踊っちゃいなよ!と思いました(笑)

ダンスが終わるとBugLugメンバーが出てきて、盛り上がっていました。そんな中でドラムのNaoさんが「夏の思い出がないんだよ~!」と言い出し、一聖さんを捕まえてキスしようとしていました(一聖さんは本気で顔を背けていた 笑)。

後輩に招待されたフェスでも、飛び道具も使いながら全力で盛り上げる先輩。マジ先輩半端ないっす、という感じの、とても楽しいステージでした。

なんか面白バンドみたいな書き方になっちゃったけど、とても緻密で爽快感のある素敵な曲を作るバンドさんなんですよ! マジで!

 

ダウト

久々にライブを見ましたが、やっぱり和風要素の曲がとても素敵でした。

みんなが扇子を取り出して踊る曲がすごく好きでした。一時停止みたいに一瞬パッと止まって、また踊って、再び一瞬パッと止まって……みたいに繰り返す曲。あれ、音に乗って踊るのめちゃくちゃ楽しいですよね!

ダウトの曲は「美しい+楽しい」という感じで、盛り上がりますね。

あと、衣装の、楽器隊は黒で統一、ボーカルのみ紅一色というバランスが好きです。幸樹さんのあの衣装の形状も好き。二の腕露出で振袖が付いているの、いいですよね。

 

ぞんび

ちょっとだけしか見れなかったのですが、楽しかったです。

最後の、死んじまえ!死んじまえ!な曲、楽しいですね。ちょっとレトロ感がある音を使いつつ、頭を振って暴れさせる感じが楽しいです。あ~、ヴィジュアル系はやっぱりこうでなくっちゃあ!って、すごく楽しかったです。

 

アルルカン

やっぱりちょっとだけしか見れませんでしたが、とにかく勢いがすごい!と感じました。

ステージも音もバンギャルちゃん達の勢いもものすごく、とにかくパワーを感じるステージでした。やっぱりガーッと上り調子のバンドは、バンド自体もですがファンの熱気がすごい!

「ダメ人間」、私も大好きです。

 

RAZOR

RAZOR大好きなんです。

この日のセトリの中では「LIQUID VAIN」が特に好きなんですけど、ゴシック感+ハードロック感で、やっぱりめちゃくちゃカッコよかったです。この曲も他の曲も頭を振り過ぎてしまった。

猟牙さんの声の、キラキラしたしなやかな歌声とゴツいデスボ・シャウトという二面性がものすごくハマって聞こえる、カッコいい曲ばかりでした。

あと、この日は剣さんのアップスタイルな髪+眼帯が可愛すぎてヤバかったです。私、男性のアップスタイルとかポニーテイルとかの髪型が大好きなので。*5

威圧感ある衍龍さんのチャイナ服姿もいいし(チャイニーズマフィア感)、猟牙さんの軍帽も素敵(途中で頭を振って吹き飛ばしていたっぽい 笑)。IZAさんはアンニュイな可愛さのお顔におさげの髪が似合いすぎ。哲也さんはよく見えなくて……残念。

 

BugLug

一聖さんが頭部の怪我による休業から復帰して、こんな風にたくさんのバンドの人達とのイベントを主催しているという事実がとても嬉しいです。本当によかったなと思うし、インタビューとか読んでいると人間の脳は不思議なんだなと思います。

やっぱりBugLugの音楽って楽しいですね。あの独特なノリというか、リズムというか、ダイナミックに楽しいビートに貫かれて、とてもワクワクする音楽です。聞いているだけで踊りたくなるような。あまりBugLugの音楽のフリを知らないのですが、周りの人達を見ながら楽しく踊れました。ふり自体もキュートですよね。

1曲目の「KAIBUTSU」とか、可愛くてキャッチ―で元気が出てくる、いい曲だな~!と改めて思いました。

一聖さんの真っ赤な衣装もカッコよかった。プリーツの付いたスカートなんだけど、なぜかちゃんと男性的に見えてカッコいいんです。

あと、燕さんが可愛いかったです。ベースを上めに構えて、抱きしめるみたいにして弾くのがめちゃくちゃキュートでした。でも、「猿」のベースの音とか、めちゃくちゃカッコいいし、決めるところで決める感じが素敵です。

最後の「猿」は他のバンドの方々も呼び込んでの演奏。ステージの上のバンドマンさん達、すごく楽しそうでした。なんか、照明のせいだけじゃなくキラキラして見えて、すごく幸せな光景で、ああ今日来てよかった、かなり疲労が溜まってたけど最後まで残ってよかったと思えました。

 

実は、BugLugのステージでは途中、一聖さんがダイブして、その時、ちょっとアクシデントというか、スタッフさんがお客さんを救出するために演奏が止まった場面がありました。その時、一聖さんが「大丈夫?ごめんね」と謝った後、「色々約束事があるのはわかってるけど、ライブは生まれた気持ちを表現する場所だから!」*6と強く宣言して会場を再びライブの空気に戻したのは、すごい覚悟と自覚でステージに立っているんだなあと感動しました。

アクシデントがないことが一番だし、アクシデントがないようにレギュレーションを事前に定めるのは安全管理上必要なこと――というのは当然わかっていますが、どこまで自己責任で済むのか、バンドや会場の責任は――と、今のご時世的に色々難しい問題です。

 

まとめ?

素晴らしくて楽しいフェスでした。一聖さんがライブ中、「今までは自分達のことを中心に考えていたけど、今はヴィジュアル系を盛り上げていきたいと思っている」と言っていて、すごく嬉しく思いました。やっぱり、ヴィジュアル系の人がヴィジュアル系に抱く愛着を言葉に出してくれるのは、私はすごく嬉しいです。

この日のフェスでも思いましたが、一言でヴィジュアル系と言っても、音楽性も見た目も多岐に渡ります。ヴィジュアル系の中にも流行り廃りの波はあるにしろ、それぞれの理想を音と形に表す様式は、おそらく一般の人が思うよりも深い世界だと思っています。

こんなに自由でカッコいい世界がこの世にあるということが、私にとっては幸せなのです。ヴィジュアル系の世界にはいい所だけでなく悪い所もあるとは思いますが、それらも含めてヴィジュアル系の文化が大好きで愛おしいです。というか、自分の人生の中になくてはならない依存先の一つかもしれません。

 

なんつって。ただカッコいいバンドマンを見て、カッコいい音楽を聴いていたいだけです、たぶん(笑)

 

 

 

*1:といっても、そんなにたくさんのリストバンド形式のイベントを経験していないけど

*2:エントランスフロア側の仮設ステージ裏手にあたる部分も暗幕で区切られていて、関係者用通路にしてたっぽいです

*3:ヴィジュアル系バンドの男性ファン。バンギャル男の略

*4:三宅健くんと同じ、歳をとらない「奇跡のおじさん」がここにも!?

*5:実際は、とある女性アイドルを見てポニーテールの素晴らしさに気づき、そこから、男性のポニーテールやアップスタイルも好きになった

*6:というニュアンスの言葉だったはず