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THE STARRY RIFT

ヴィジュアル系バンドや女性・男性アイドルについて気ままに駄弁るブログです。

2015/3/10 【サイレンス】presents 『沈黙の、宴。』

久々に池袋の手刀に行ってきました。時間ができたので、当日券でフラッと。なかなかライブ自体にも行けてなかったので、非日常な空間は大きなリフレッシュになりました。

イベント的には…。【サイレンス】の新曲リリースパーティーの3マンです。

 

1.カルペディエム

私はカルペディエムの動員で入りました。カルペディエムを見るのは一月のワンマン以来。

カルペディエムは素敵なバンドなのですよ。本当に真摯に音楽と向き合っているのだろうなと思わせる質の高い楽曲と、演奏スキルも高くて、見ていると圧倒されます。丁寧に作り込まれた楽曲は、激しいロックチューンもありますが、ファンタジックな雰囲気のある歌ものが中心。楽器隊の能力が高い上に、ボーカルのChroさんの歌の表現力が高くて、歌の世界に引き込まれます。

ボーカルのChroさんは、どこか夢の世界の人のような浮世離れした雰囲気があり、ギターのNaoさんは黒髪長髪で、寡黙にギターを掻き鳴らすイメージ。そんな中で、ベースのHeroさんは、派手めなアクションで動き回り、バンド的にはチャラ男担当みたいなところがあります*1。今日はそのHeroさんがメガネで、まさにチャラメガネ。オリラジの藤森さんかと思ったですよ……。でも、眼鏡はお似合いですので、是非また掛けてほしいです。

この日は下手側にいたのでHeroさんがよく見えたのですが、ピックでバリバリ難しそうなフレーズを弾いていたのがカッコよかったです。ただのチャラメガネではないのだよ! ラルクPlastic Treeで育った私としては、ピックでベース弾く人が大好きです。

あとは、Chroさんの高音が気持ちよく高く抜けていくような声で、聞いていてとても心地がよかったです。特に、「摘まれた時間」の歌声は、本当に美しい声でした。この歌は穏やかな曲なのですが、サビの盛り上がりの演出が素晴らしく、穏やかだからといって全く飽きさせない曲ですね。

他にも、「恋文」とか、「罪と罰」みたいな暴れる系の曲も良かったですが、やはり、「月の種」があまりにもカルペディエムらしい、繊細だけど力強さのある楽曲で素晴らしかったです。いい曲だなあと、改めて思いました。

最後、演奏中の彼らの前に幕が降りてくる演出は映画や舞台の幕引きのようで、残る余韻がとても素敵でした。

 

2.カラビンカ

ギター&ボーカルの工藤さんと、ベース&時々ボーカルのサヲリさん、ドラムの純さんによる3ピースバンドです。

このバンドの世界観を説明するのは、実は少し憚られます。だって、このブログにはV6とかひめキュンフルーツ缶とかの記事が並んでるわけで、それらの記事を読んでいる人がこの記事を読む可能性もあるわけで。

まあ、いいですかね? 気にせず進めますね。

「背徳」などという生ぬるい言葉では表現しきれない、人間の業と糞みたいな側面を表現したバンドなのかなと思います。自殺、近親相姦、ストーキング、通り魔、そういうものの醜さを醜いまま曲にしたようなイメージがあります。

音楽自体はとても端正だし、楽しいし、演奏もとてもうまいのですよ! でも、世界観がひどく醜く、しかしながら、その醜い世界に惹かれてしまうのです。

まだ新しいアルバムを買っていないこともあってライブの一曲目を知らなかったのですが、いきなり度肝を抜かれました。好きな子がレイプされて泣いているのを見かけた少年。助けるどころか、「こんなことがあったって誰にも知られたくなければ……」と脅して、女の子を自分の自由にしようとする男の子の歌。まさに鬼畜。曲のテーマは思春期である模様です。

胸クソ悪い酷い歌ではあるのですが、工藤さんの声というのは、絞り出すような苦しげな声なんですね。その歌を聞いていると、いいことばかりじゃなかった、ドロドロ醜い感情もたくさん渦巻いていた思春期を体現しているように感じます。

「畜生の理」はかなりスタイリッシュ。ベースのサヲリさんと交互で歌うのですが、それがすごくカッコいいんですね。「通り魔行進曲」なんかもカッコいいし、楽しかったな。

この日のカラビンカは特に飛ばしているような印象で、ものすごい熱を感じました。楽しかったです。厭世的な鬱になりそうな曲ばかりなのですが、でも、それがいい!

好き嫌いは別れると思うのですが、どうしようもなく惹かれてしまう人も絶対にいるはずのバンドです。

 

3.…。【サイレンス】

本日の主催ですね。

emmureeの想さんがボーカルをしているバンドです。個人的にはベースの祈さんが好きです。白い顔に、不思議な形状の大きな黒い帽子、顔を隠すような黒のマスク、黒づくめの服と、あのヴィジュアルイメージは素敵。

想さんの声がもう、ものすごいですよね。朗々と高く低く響く声が観客を圧倒するようです。

独特の世界観の曲は優しかったり、怖かったり。吟遊詩人的というのも、少し違うのだろうなあ。説明が難しいですが、暗く美しいひとときでした。

 

3バンドとも、それぞれ個性は全然違うのですが、トータルして、暗闇が似合うなあという印象を持ちました。とても楽しいイベントで、やはりライブは楽しいですね!

私に時間がもっとあればなあ……。

*1:最近はChroさんも観客を煽るような仕草をしますが。