THE STARRY RIFT

ヴィジュアル系バンドや女性・男性アイドルについて気ままに駄弁るブログです。

V6、25周年おめでとうございます!(トニフィフコンの【ネタバレ有り】で書いています)

どうも。バンギャル*1だったはずが、いつの間にやら女子アイドルやらV6やらも追いかけ始めてしまい、時間とお金にギリギリで生きているフミヅキです。ちなみに剛担です。

 

2020年11月1日、V6の25周年ライブの配信を見ました。

今回はその感想と、日ごろV6に対して想っていることを書き連ねようと思います。このブログは一記事一記事が割と長い方だと思うんですけど、今回は特に長くなるぜ!

お暇があれば読んでみてください。【コンサートのネタバレ有り】で書いていますので、知りたくない方はブラウザバックお願いします。

 

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V6の25周年ライブ「V6 For the 25th anniversary」、なんかもう最高すぎて何も言えないというか、ものすごいものを見てしまったというか。twitterにたくさんの感想が上がっていて、今さら私なんかが何かを言う必要もないかなーとも思うんですけど、でも、何かを書き残しておかずにはいられない気持ちもあります。

 

私がV6にハマったキッカケはアルバム「Oh! My! Goodness!」を買ったことなので(たしか発売日からだいぶ遅れて2014年に入ってから買った)、5年以上応援しているわけですが、V6ファンの中ではまだまだ新規ファンなんですよ。すごいことですよね⁉

「Oh! My! Goodness!」~20周年コンサートの頃のメンバーは三十代半ば~四十代半ばくらいで、バリバリ踊ってバク転も(レアではあったけど)やることもあって、すごいな~と思っていました。

でも、今は39~49歳! あんなに踊って歌って、正直、信じらんねぇ!

スポーツ選手やダンスのパフォーマーさんだって40歳前後で引退される方もいらっしゃる中で、あんなに踊るグループが6人とも続けていることが、そして、年々ダンスの魅力が増していることが凄すぎて、私はただ尊敬の念が増すばかりです。

 

そして、今回のコンサート。

すごく感動しました。見ていて嬉しかったし、なんて幸せな時間なんだ~と思いました。

セトリを twitter等に上げている方がいらっしゃるので見てみてください。すごくないですか? V6のパフォーマンスと制作してきた楽曲達への自信が溢れた選曲だったと思います。

 

今回はコロナ禍の影響で有観客ライブができず、仕方なく無観客ライブ配信となった面もあったわけで(しかもおそらく年内はこれ1回きりでしょう)、私が事前にコンサートの内容について予想していたことは以下2点でした。

 

①各地を回るいつものコンサートほどの大掛かりなステージは組まないかもなぁ(でも、せっかくの25周年なんだからメンバーさん達が満足のいく表現のできるステージを組んでくれたら嬉しいなぁ)

②25周年だし、セトリは最近のリリース曲を入れつつ、「MUSIC FOR THE PEOPLE」とか「TAKE ME HIGHER」とかもやるだろうな。あとはいつもみたいにトロッコに乗って皆にお手振りする感じの映像も入ったりするのかな~。その時の曲は「本気がいっぱい」「Darling」「Believe Your Smile」とかの定番曲メドレーだろうなぁ。

 

①については前夜祭の映像で「いやこれはマジですごいセット組んでそうだ」「メンバーさんが『こっちはまだ映せない』とか言ってるから、センステとかバクステも組んでるのかもしれん」ということで、早々に期待以上であることがわかりました。

私はV6の20周年コンサートが初めてのジャニーズコンサート体験だったんですけど、その時に強く思ったのが「マジでこんなにステージに金かけてんの⁉ これで元がとれるの⁉ ジャニーズってすごくね⁉」だったわけです。(身も蓋もない言い方でごめんなさい 笑)

でも、機材や設備の凄さには驚きつつ、それ以上にメンバーさん達に視線が釘付けでした。すごいセットや特効もあくまで演出の一つなんですよね。大規模なステージ用機材から、信頼できるアーティスト・作家さんからの提供曲、さらに自身の歌やダンスまで、トータルでの表現の可能性を追求できるのがジャニーズの強味なんだなーとも思いました。

 

今回の1回きりの配信ライブのステージもマジですごかったです。通常のコンサートに見劣りしない設備でしたし、「無観客だからこそできる演出」というものを私達に見せてくれました。

 SILENT GALAXYでステージの上からワイヤーで吊られたジャケットが降りてきた!と思ったら、6人がフライングし始めた~!すげ~! あれ?でもいつフライングのワイヤーを体に付けたの? それにステージを歩きながら歌っている映像も画面に映ってるよ? あ、フライングは事前収録映像でライブ映像と混ぜて使ってるのか! すげ~!って感じで、コンサートの始めから特別な演出を感じさせてくれました。

センターステージは観客がいない分、いつもより広くて(たぶん)、全面に電飾が施された上をV6が踊っていました。まるでバーチャル空間みたいで、現実離れした光景でした。近未来の妖精さん達かな?って感じ。

V6の動きに合わせて映像エフェクト(文字とか靄?とか光とか)が合成されて画面に現れるのもすごかった。「十分に発達した科学技術は、魔法と見分けがつかない」ってやつです。

逆にバックステージ(だと思う)は全面が本物の木材で作られていて、非常にアットホームというかカントリーな雰囲気で素敵でした。MCの時間は、ここの丸太の椅子に6人で座ってあれやこれやの楽しいお喋り最高でした。

「Swing!」や「SPOT LIGHT」では代々木体育館全体を使って、客席とか、普段は観客が歩く廊下とか、スタッフさんが作業している後ろとかをV6が歩いたり、運ばれたり、セグウェイで移動したりの場面はすごく可愛い&楽しくて。

「羽根」ではV6の周りを雨のように水を降らせていて、「昔のコンサート映像の羽根の場面でみたことあるやつ~!」と興奮しました。当時の再現ですね!

こんなにすごいステージ組んでるの凄すぎる~、なんて贅沢に代々木体育館を使っているんだ~、トロッコでお手振りどころじゃない、ずっと目の前でファンサしてくれてる感覚~と、ずっとすごいすごいすごいと私は画面の前で言っていました。

現実離れして手の届かないアイドル!オーラ!な場面にも感動しましたし(そういえば、私はV6のコンサートに行くたびに「ぶ、V6ってマジで実在してるのか……!」という謎の感動を覚えてしまう)、一方ではとても近くで手を振ったり話してくれたりするお兄さん達みたいな、親しみやすい場面もあって、V6のこういう多面性なところが大好きだよ~って思ったりもしました。

 

そして、いちばん驚かされたのが、②に関するセットリストでした。

MUSIC FOR THE PEOPLE」も「TAKE ME HIGHER」も「愛なんだ」も「Darling」も「本気がいっぱい」も「太陽のあたる場所」も「CHANGE THE WORLD」も「Believe Your Smile」もなかったんですよ!

つまり、初期の代表曲、ジャニオタじゃない一般の人たちも口ずさめるような曲は選曲されず、V6を応援し続けている人達が好きであろう楽曲が厳選されていました。

個人的にはシングル通常盤のみの収録曲が選ばれていたのが印象深かったです。

「GOLD」のふわふわした浮遊感がありつつ異国情緒でテクノっぽい雰囲気がステージで見られたことが嬉しかったですし、何より、「TL」が!すげー!

「TL」って歌もかなりカッコいいんですけど、トラックの音がかなり凝ったつくりのカッコいい曲で、それをインスト曲として採用してV6のダンスの凄さを見せつける演出だったんですよ。すげーですよ。たぶん衣装替えのための事前収録映像なんですけど、水飛沫あげながら踊る6人がカッコよすぎて「ひえぇひょえ!」って変な声が出ました。(でも、TLの始まりは坂本くんの生のソロダンスでかっこよすぎた。ジャズダンス風?なしなやかな踊りは坂本くんの真骨頂っすよね。すごすぎた)

あとは、昔からのファンが喜ぶ曲もありました。でも、それはシングル曲ではなく、上であげた「羽根~BEGINNING~」もそうだし、「明日の傘」もそうだし、V6ファンだからこそ知っている曲を選んでいたのです。じんわりと心に響く曲で、V6と共に長く過ごしてきたファンの方々ほど幸せを感じる時間だったのではないかなと想像します。新規ファンからすると羨ましい心境です。

 

ただですね……私は老化現象が始まっていてどんどんあの日の記憶が薄れていくんですよ……(ここまで書いた内容も実は自信がない。間違っていたらごめんなさい)

なのでavexさん!早く!DVDを!リリースしてください!

できれば前夜祭や後夜祭の映像も付けて欲しいです!(ファンクラブ限定映像だから微妙に思う方はいるかもだけど記録に残してほしいよ~)

なんだったら舞台監督さん(という呼び方でいいのかな?)とか交えて、オーディオコメンタリーとかで今回のステージセットのこと、映像のエフェクト付け方、どこが事前収録でどこからが本番で~等を解説してほしいです。進行表とかセットの設計図とかも興味あります。

と思っていたら、11/13にリピート配信だそうですよ!

ありがたいことです。でも、DVDも何卒よろしくお願い致します。

 

あ~V6の6人ってなんでこんなに素敵なんだろう。

坂本くんは大人でエロスな魅力がありつつ、健くんに次ぐ「あざと可愛さ」を持っている気がします。可愛さを狙って無さそうで実はちょっと狙っている感じが可愛い(笑)

長野くんは本当にお母さん。あの微笑みですべてを包み込む優しさ。だからこそ、たまにあるダークさやテンパってる様子がレアで、かつ可愛いのがずるいです。

井ノ原くんはすごく周囲の空気に敏感で、いつも的確なパスやフォローをしていて本当に尊敬しています。コミュ障な私はそんなの絶対無理だし、そんなに他人のことばかり気遣って自分自身は大丈夫なの?って心配になっちゃうくらい。

剛くんは自慢の自担。表現のセンスがずば抜けて凄くて、たぶん「何が良いのか」を直感で閃いてそれが出来ちゃう人なのかなって思っています。他人(ファンも含め)に対してぶっきらぼうなところがあって、そんな部分も可愛い人だと思っていたけど、今年は雑誌等でファンを大切に思ってくれている発言をしてくれて。驚いたけど幸せでした。

健くんは天然思考で突っ走っちゃう部分と、他人のことを想って気遣ってくれるところとのバランスが本当に絶妙すぎて、本当に天性のアイドルなんだなと思います。こんなに可愛い人、他にいる?

岡田くんは今は6人でいる時、面白くなって笑っちゃうと、すごく「オカダな笑顔」って感じの表情をしている気がします。岡田担の方のブログとかを読むと、一時期の岡田くんの苦悩(そして岡田担の方の苦悩)に思いを馳せることになるのですが、すべてを越えて今、V6で楽しそうな岡田くんが尊いなーと思います。

 

あと6人の声もいいですよね。

ピッチもきっちりあっていて、しなやかで、スコーンと抜けていくような高音パートも気持ちよい、ミュージカルスターな美声の持ち主・坂本くん。

ふわふわと浮遊感を感じる声で、優しい雰囲気や切ない表現がすごくきれいな長野くん。

井ノ原くんは坂本くんと共に歌ウマと言われるけど、より生々しい感情が伝わってくる歌声だと感じます。

リズム感抜群で、歌への感情の乗せ方も半端なくすげー剛くんは、Aメロ歌い出しを担当する時が特に印象的。

健くんは甘えるような歌声もいいけど、切ない感情を表現する歌声がめちゃくちゃ良いと思っています。

岡田くんはカミセンの中だと低い声だけど、実はすごく甘い声の持ち主で、あと暖かい歌声で心地よく感じます。

こんな風に6人の声の特色はバラバラだと感じますが、合唱になるとなぜかすごく綺麗に聞こえるのがいつも不思議です。やっぱりこの6人はいいな~って思います。

 

 

話は飛ぶんですけど。

 

なんですかね、私は自分自身のことではあまり他人に嫉妬するとかはしないんですけど(どちらかというと、他人と比べて自分はなんてダメな奴なんだろうか……と思ってしまうタイプ)、自分の推しているグループやバンドのことでは周囲との活躍の差とかにちょっと嫉妬してしまうところが実はあります。

「皆もっとV6の良さに気付いて!こんなに良い曲歌って、こんなに素敵なダンスを踊ってるんだよ!」「剛くんの凄さにもっと注目して!ダンス!声!エログロ大丈夫な人は全員ヒメアノ~ル見ろ!」「このバンドはもっと動員増えて当然のはずなんだよ!音を聴いたらわかるだろ!」「女子アイドルの某フェスで推しのグループはもうちょっと大きいステージに呼ばれてもいいはずだ!」みたいなね(笑)

いろいろ面倒臭ぇオンナなんですよね、私は……。

 

で、そんな歪な精神を持つ私からすると、V6の関係性はすごいなと思ってしまいます。めっちゃ妄想の話なんですけど、もし私がV6のメンバーだったら、岡田くんの活躍とかと自分を比較してものすごく悩んでしまう気がするんです。

でも、V6のメンバーさん達の関係性は常にフラットな状態であるように見えます。

たぶん、それぞれに軸足となる活躍の場(ミュージカルとか舞台とか司会とか)があること、それぞれの際立つ特技を持っていること等、そういうところが人間の根幹となって強いんだろうなーと想像しています。

V6はメンバー間でも他グループとの間でも、同じ土俵で成果を競うという視点ではなくて、千差万別なフェーズでそれぞれ尖ったパフォーマンスをしてみせて、「いいね!」「すごいね!」って認め合う、尊敬しあう形であるように感じます。私はそれがすごく美しく見えます。

今回の配信ライブでメンバーさんが「後輩グループにはどんどん抜いていってほしい」みたいに言っていたのを、ネットでは「抜けるものならね!」という自信の表れととる人もいましたが、私の解釈はそもそもV6は競うという視点を持っていないんじゃないかなーと。

でも、それはぬるま湯という意味ではなくて、V6が続いているという事実から読み取れるのは、自分らしさ・グループらしさを追及し続けた凄さなんだろうと思います。

V6に限らず、グループが追及した表現の先にそれぞれの凄さが開花するということで、それは数字的な成果だったり、技術的な到達だったり、芸術的な評価だったり、ファンの熱狂だったり色々なんだろうと思います。

 

あとはやっぱりトニセンが安定していて、グループを支えていたのが大きいんじゃないかなと思ったりもします。

トニセンがしばしばテレビで、デビュー当時のトニセン・カミセン格差問題(カミセンだけ送迎があったとか、カミセンだけラジオがあったとか)を話していますけど、それはいつも笑い話で、メンバー間のフラットな関係性を損ねることはなかったということが見て取れます。

V6は年上組が年下組を導いたというか、トニセンが良いお手本であったということなんだろうなーと思います。「デビュー当時は坂本くんがカミセンの教育係だった」みたいな話題で、カミセンから「『挨拶はきちんとしろ』って言ってる坂本くん自身の挨拶が不明瞭だった」とかいじられますけど、「坂本くんが真面目だったから今のV6がある」みたいな感じでちゃんとフォローしたりしますもんね。

 

 

いつものように話題が飛びまくって文章長くなってしまったので、そろそろ締めようと思います。 

 

今年はエンタメ業界の人達は本当に大変だったんだろうと思います。

私の応援しているバンド人達が、コロナの影響でライブの予定がなかなか告知できない状態だった時に、「だいたい1年先くらいのスケジュールを決めてライブハウスを押えている」みたいなお話をされていました。「コロナが無くなるのが先か、うちらが無くなるのが先か」みたいに冗談めかして言っていたけれど、我々に告知しない段階でスケジュールをキャンセルしたライブもあったんじゃなかろうか、大変だったろうなと思いました。(キャンセル料はだいたいバンド側が負担しているはずなので)

ジャニーズも押さえていた会場は多かったんじゃないのかなぁ……。それでも Johnny's Smile Up! Projectをやって、ちゃんと成果も上げているを見ると、素直にすごい!と思います。(Johnny's Smile Up! Projectでは、億単位のお金を集めて、医療従事者へマスクを届けるだけじゃなく、47都道府県にPCR検査装置も寄贈しています)

V6のメンバーさん達がコンサートのMCで、「ステージ機材で何十台分のトラックが~」というお話をされていました。本来であれば東名阪やら北海道やら九州やらをそれらのトラックが回って、各会場でたくさんの人が設営に参加したんだろうなと想像すると、コンサートから派生する様々な職業の方に影響があったのだろうと想像できます。

なんだか、きゅうっと喉を締め付けられるような苦しさを感じつつ、早く世の中が元に戻ることを祈っています。

 

早くみんなが普通にエンターテインメントを楽しめる時が戻ってきますように!!

 

 

 

*1:ヴィジュアル系バンドのファン