V6にソロ曲としてに歌ってほしいヴィジュアル系バンドの曲
どうも。バンギャルだったはずが、いつの間にか女性アイドルやV6のファン活動まで始めて、お金が出ていくばかりな、もういい年の社会人・フミヅキです。
今回のテーマは、V6のそれぞれのメンバーにソロで歌ってほしいヴィジュアル系の曲です。 相変わらずの私の趣味全開なテーマでスミマセン……(笑)
①坂本くんに歌ってほしい曲
まずはV6のリーダーで歌唱力抜群の坂本くんにはこちら……の前に、TOP HATの主演決定、本当におめでとうございます!! めっちゃくちゃ凄そうなミュージカルで期待特大です!
そんなミュージカルスターな坂本くんに歌ってほしいのは、Dの「Der könig der Dunkelheit」です。*1たぶんドイツ語で闇の王のような意味のはず。舞台チックで、クラシカルなミュージカルっぽい曲だと思います。
イントロが厳かなオーケストラ風の音で始まり、朗々と歌い上げるボーカル、そこへ合流する激しいバンドサウンドと讃美歌のようなコーラス。物語を綴る言葉が先にあって、そこに節を付けたような印象の歌メロもミュージカルっぽい印象に貢献しているかもしれません。
黒の贅沢なフリルをあしらった漆黒のマントをバッサバッサと捌きながら踊り、あの艶やかな声で朗々と歌い上げる坂本くんが目に浮かぶような曲です。「迎え討とう いざ玉座を後に 退かぬことが私の民への愛の証」とか、魔王まーくんのダークヒーローみ!
しかしながら公式にPV動画はアップされておらず、試聴もフルサイズではなく……残念(T0T)
(私は特にこの曲のイントロが好きなのにイントロは試聴に入っていない……)
D official website (←Dのディスコグラフィー(アルバム)へのリンク)
http://www.d-gcr.com/discography/mp3/vampiresaga/13derkonigder.mp3 (←上記のリンクから貼られている試聴ページ)
一方で、坂本くんは「Shelter」に代表されるように、ストレートなロック調の曲もめちゃくちゃ似合います。そっち傾向の曲ならムックがアルバム「極彩」をリリースした頃のきれいな雰囲気のロックが似合いそうな気がして、そうなると私的には「謡声」と「流星」とで迷います。どちらも綺麗な情景を描いた歌詞と、力強い歌メロが魅力的です。「謡声」の「生きる価値もないような世界を 愛してる」と力強く歌い上げる坂本くんも見てみたい気はするのですが、ここでは、ほろ苦くて繊細で綺麗で力強い曲「流星」を推しておきたいと思います。
②長野くんに歌ってほしい曲
長野くんはとにかく優しいんです。メンバーもファンも長野くんが優しすぎて仏のようだと崇めています(その優しさに甘えすぎて、たまにメンバーが変な絡み方をするが、それすらも優しく受け止める長野くん)。柔らかでエレガントな微笑み、美しいお出振り、そして、清らかで穏やかな空気を纏う長野くんには、この美しい曲が似合うのではないかと思いました。
Moran「春の夜の、ひと雫」
重くて暗い季節を終えて、今迎えようとしている新しい季節を美しいバラードで描いた楽曲です。穏やかなバンドサウンドに鍵盤とバイオリンの音が彩りを添えています。人生の一幕を喩えるような、心の空洞を埋める春の色、散る桜の花びらの美しい情景を語る音楽です。Moranの作る音楽の綺麗さは、華美というよりは清廉な綺麗さで、そういう雰囲気が長野くんに合いそうな気がしました。
他にも、Kaggra,の「月に斑雲 紫陽花に雨」とかも穏やかで綺麗で、長野くんによさげな気がします。
一方で、長野くんがアルバム「The ONES」でプロデュースした曲がダンス曲だったことを考えると、踊れる曲もありかもしれません。そっち系だと、Dollyの「ムーンライトディスコ」がいいかもしれません。長野くんプロデュース曲「Round & Round」のように、ちょっとダウナー寄りの落ち着いたテンションで、ふわふわした雰囲気もある曲。少し艶っぽい歌詞だけど、メルヘンチックな雰囲気もあります。
長野くんは「これからもずっと歌っていたい」ではなく「これからもずっと踊っていたい」と言うんです(アイドルとしての活動を「歌う」ではなく「踊る」と表現するのは、V6の他のメンバーもそうかも)。ジャニーズとしての自負を感じて、その言い方が私はすごく好きなんです。
③井ノ原くんに歌ってほしい曲
ずばり、シドの「涙の温度」です。
温かく包み込んでくれるような、いい曲ですよね。でも、実は同じくシドの「smile」と悩んだんです。「smile」はスカっぽい明るく楽しくキュートな曲調で、聞く人を力いっぱい元気付けてくれる曲です。それも井ノ原くんっぽいなと思ったのですが、どちらかというと「V6の中のイノッチ」のイメージかなと思ったのと、ソロでは井ノ原くんがあの暖かい声でじっくり歌い上げるところを堪能したいので「涙の温度」にしました。サビのメロディーライン、めちゃくちゃ井ノ原くんに合いそうな気がします。
V6のミドルチューン曲やバラードでは、歌うまコンビな坂本くんと井ノ原くんが印象深いソロパートを分担することが多いように思います。艶やかに完璧に歌い上げる坂本くんというイメージに対して、井ノ原くんの声はすごく温かくて、同時に生々しい印象があります。
ちょっと話は飛びますが、私は井ノ原くんはすごい気遣いの人で、V6の中でも他のお仕事の時も、大人数の中でのバランス感を保つのがとても上手い人だなと思っています。人が何か発言した時に、自分がこういうリアクションをすると相手の人は心地よく話せるだろうということを、意識的にか無意識的にかやっているのかなと感じます。コミュ障の私からすると、なんてすごいんだ!という尊敬の念と共に、井ノ原くん疲れないのかな、気を遣いすぎて大丈夫なのかなと余計な心配をしてしまいます。もちろん、井ノ原くんは楽しそうにやっているし、楽しそうな井ノ原くんを見るのが大好きなんですけど。
そんな井ノ原くんが、V6のミドルチューン曲・バラードの印象的なソロパートでは、一人の人間としての心の中の生々しさが表に現れている気がするんです。そういう時、「井ノ原くん超好き!」と思います。この歌のサビの歌い上げるところはとても聞き応えがあるので、井ノ原くんの温かくて生々しい声で是非聞いてみたいのです。
でも、そんなことを言いながらも、井ノ原くんには「突然の雨のせいで 濡れたまま うつむく 君 包み込むバスタオルに 僕はなれるかな」と他者のことを想う人であってほしいという、なんかこう、ワガママなファン心理を反映した選曲でもあります(笑)
この曲の他にも、cali≠gariの「冷たい雨」とかも聞いてみたいです。「あたり前な雨の日の風景が僕に何か伝えてる。『僕が僕をやめること、それが一番いけないことだよ。』と。」って、生々しく優しく井ノ原くんに歌ってほしいのです。
④剛くんに歌ってほしい曲
難しいっす。なんというか、剛くんに気に入って頂ける曲を選ばなければ!という謎のプレッシャーからキーボードを打つ手が震えるのです……(笑)
選曲のヒントとして、昨今、V6のアルバムで剛くんが製作に関わった曲、「Oh! My! Goodness!」では「Maybe」、「The ONES」では「ボク・空・キミ」について考えることから始めたいと思います。いずれもシンプルなバラードで、どんどん余計なものを削っていって、大切な芯となるものを追及している感じがあります。シンプルな音楽とはいえ、「軽い」のではなく「深い」感じがしっかりあるのです。音楽面に限らず、剛くんは「シンプルに」かつ「深く」というのが最近のモードなのかな?とインタビューなど読んでいて思っています(勝手な解釈)。
そんなことを考えている中で、最初に私の頭に閃いた曲はPlastic Treeの「スロウ」でした。「スロウ」は繊細なバラードであり、余計なものを削ぎ落した深みのある楽曲で、近年の剛くんの好みにピッタリなのではなかろうかと思いました。この寂寥感のある曲を、剛くんのスモーキーで繊細なキャラメルボイスで歌ったらとても素敵そうな気がします。
でも、ちょっとだけでもいいから、踊れる要素のある曲も歌ってほしい!!(剛担としてのわがまま)
というわけで、同じくPlastic Treeの「ムーンライト――――。」も貼っていいでしょうか。
繊細な曲で、深みと不思議な音の揺らぎを感じる曲です。間奏のゆらゆらする感じの音のところで踊れるんじゃないかと思いました。また、セリフを呟くように言葉を詰めて歌うAメロの部分も、リズム感抜群で、歌への感情の乗せ方がすごくうまい剛くんがどんな風に歌うのかを聞いてみたいです。
個人的には、他に、cali≠gariの「僕は子宮」を歌ってほしいと思っています。完璧に「官尾」的なエロ路線です。単純に歌詞だけを比較すると「官尾」の方がエロい気がするのですが、スローでジャジーでアダルティーな音と共に「僕は子宮」の歌詞を歌われると、頭がクラクラして吹っ飛んでしまうくらいエロく聞こえるのです。是非、剛くんの棘のあるキャラメルボイスで聞いてみたい曲です。
⑤健くんに歌ってほしい曲
健くんに歌ってほしいのは、LM.Cの「88」という曲です。
パッと聞くと、ポップでキュートで楽しい!という感じなのですが、それだけではなく、曲全体に切ない感じやセンチメンタルな雰囲気が同居している感じがして、そういうところが健くんっぽい感じかなと思いました。
私は健くんの歌の聞かせ方がすごくうまいなと感じています。例えば、「Remember your love」のソロとか、少年的なイノセントな空気感がありつつ、大人っぽい切なさも同居した健くんの声は、すごくイイ感じに聞こえませんか? 健くんは癖が強めのキャラメルボイスで、結構制御するのが難しい声なんじゃないかなと思うのですが、いつ頃からかそれを上手く活用し始めて、他人には真似できないニュアンスが醸し出されているような気がします。健くんは容姿だけでなく、声においても大人らしさと少年的な雰囲気が両立していて、まさに「奇跡のおじさん」なのです。
(「奇跡のおじさん」は健くんのキャッチコピーとなりつつあるけど、ファンの誰も健くんをおじさんだとは思っていないと思う)
V6は歌声の傾向がバラバラですが、それぞれ自分の声のいいところや役割を理解していて、V6の曲で活用している気がします。健くんの大人っぽさと子供っぽさの同居した声がパッと入ることで、聴いていてハッとするし、ドキッとしたり、キュンとしたりするんです。
いくつになっても可愛い健くんには可愛い歌を歌ってほしいのですが、たぶん、今の健くんはそれだけだとダメな気がして、「88」にしました。「夢見る少年」的な部分と、ちょっとだけ大人の感傷的な部分が同居している感じがいいと思ったのです。
他には、Plastic Treeの「春咲センチメンタル」とかもいいかなと思っています。可愛いさよりも切なさ成分が多めの曲ですが、桜を見ながら君のことを思い出して手紙を書く健くんも、きっと素敵だと思うのです。
⑥岡田くんに歌ってほしい曲
剛くんのところで選曲が難しいと書きましたが、それ以上に難しかったのが岡田くんです。近年の岡田くんの好きな音楽ジャンルについて予測を立てづらいのと、岡田くんのデビュー時からの変遷の激しさ(外見も考え方も)を見ると、どうしよう……という感じでした。
ここで私が注目したのは、V6の「kEEP oN.」の岡田くんソロパート「Oh BABY 君と指を絡ませ~」のところです。曲を提供された西寺さんとcorin.さんもインタビューで言及されていましたが(V6「kEEP oN.」西寺郷太&corin.インタビュー (3/4) - 音楽ナタリー 特集・インタビュー)、岡田くんの歌声のよさがすごく伝わってくるパートです。普通に歌の上手い岡田くんはピッチが安定していて、とても爽やかで男らしく、同時にこの歌詞の甘さが似合うスウィートな歌声の持ち主でもあるのです。
カミセン単位で見ると、剛くんと健くんの声の少年っぽさから、この二人の声が甘くて可愛いと思われがちで、岡田くんはカミセンのボトムを支える声と見なされがちですが*2、実は岡田くんの歌声もかなり甘み成分が強いと思います。剛健コンビより低い男性的な声で爽快感もある声なのですが、なんかこう……ちょっとだけふにゃふにゃした成分もあるというか、末っ子の甘えたがりな気質が声質にまで駄々洩れな感じがしませんか?(笑)
そんな岡田くんには、きれいで爽やかで、同時にとっても甘いラブソングを歌ってほしいです。
ということで、THE KIDDIEの「STEADY」はいかがでしょうか!
気持ちの良いポップソングです。ストレートで、爽快で、キュートな曲。聞いていると、思わず顔がにこにこ緩んでしまいます。
最近の曲だったら、A9の「F+IX=YOU」とかもいいかなと思いました。この曲も可愛いのですが、爽やか感増し増しな感じでしょうか。
たぶん、岡田くんのソロ曲は「男子っぽい爽快感」かつ「キュート」というのがポイントなのではないでしょうか。そして、そういう曲がきちんと似合う人というのは、実は限られていると思うのです。
岡田くんはたびたび「アイドルとしては落ちこぼれだった」みたいなことを言うのですが、全然そんなことはないと思います。確かに、今はちょっとガッチリしすぎな体型だし、おヒゲ率も高いし、天然すぎて(?)空回っている時もありますが、男らしいのに甘いその歌声はなんてアイドル向き!といつも思います。目標を決めてコツコツ努力して夢を叶えていく姿、お兄ちゃん達に甘えて可愛がられる受ける姿……絶対に王道アイドルじゃん!!
そんな感じで
私の趣味丸出しの内容ですみませんでした……。
妄想プロデューサーごっこ、すごく楽しかったのですが、記事にまとめるまで結構時間がかかってしまいました。途中から選曲に本気で悩みだして、「あっちの曲がいい? やっぱりこっちの曲がいい? うおおお、いい曲なのに公式動画がないじゃん~!!」とかいって、全然決まらなかったです。
いい年して何してるんだろう、私は……(笑)
(まあ楽しいからよかろう)